2021年11月15日(月)~11月20日(土)
open : 11:30~19:00 ( ※最終日~17:00迄 )
会場:art space kimura ASK? (2F)
ご挨拶
平面は面白い。
抽象平面表現は三次元物理から解放されているので、イメージを自由に広げ、深め、かつ遊びをも表現する事が可能です。
描けると言う事は、何と自由か。ギュスターヴ・モローがドガに向かって「何故、目で見えるものしか描かないのか?」と問いかけた言葉は深い含蓄に溢れていると思っています。
基礎としての素描は具象表現の為だけにあるのでは無く、抽象表現により多くの可能性を与えてくれていると感じています。
豊かで深い表現を求め抽象平面造型の可能性を、「描く」というメチエで追求し続けていきたいと決意しています。
<平面造形作家 和田 幸三 わだこうぞう>
存在の根源の核心に迫りたい。神の手を借りる必要はない、哲学も時代とのズレが如何とも為し難い、今は量子物理が面白い。
宇宙は無から生まれたというビレンキンの説も、物質の最少単位はヒモであるとする超弦理論も面白い。宇宙は巨大なホログラムだと言うマルダセナの仮説に対する百武慶文氏による裏付け、ヒッグス粒子の発見、重力波やブラックホールの検出は素晴らしく刺激的である。量子重力理論は何時頃完成するのだろう。完成すれば宇宙の誕生も語る事が出来るはずである。
物理では数式で表現するが、平面造形で表現するとどうなるか。挑戦を始めたらこれが面白い。視覚的再現描写とは全く縁がないから、発想を自由に広げ、表現もそれに応じて如何様にも変化させることができ、大いに遊べる。自由度の無限さが制作の全ての段階で集中力を保たせてくれる。
宇宙は138億年前極小で誕生し、その中には時間、空間、物質、エネルギーが含まれ、インフレーションからビッグバンへと繋がって行く。まさにこれ以上は絶対に無いヴィヴィッドな瞬間であった。ここを表現して、存在の根源に迫ってみたい。
形、質感、空間という平面造形の基礎を意識し、単純化を進め、自分の世界観を醸し出す表現がどこまで出来ているか。ご高覧宜しくお願い申し上げます。
マチエル
・三菱鉛筆ハイユニ 8H 5H 4H 3H 2H H F HB B 2B 3B 4B 5B 6B 7B 8B
・サンダースウォーターフォード水彩紙細目300g をパネルに水張り
・クサカベ グラッフィックスをコーティング
出品点数
1230×2400mm 585×1800mm 408×1600mm 939×810mm 各1点 他に 小品を10〜15点程度
画 歴
<主な個展>
- 1971 日本橋 巴里画廊
- 1972 日本橋 巴里画廊
- 1973 日本橋 アートプラザ
- 1977 銀 座 シロタ画廊
- 1978 銀 座 櫟画廊
- 1979 銀 座 シロタ画廊
- 1980 銀 座 シロタ画廊
- 1981 銀 座 シロタ画廊
- 1982 銀 座 シロタ画廊
- 1983 銀 座 シロタ画廊
- 1984 銀 座 シロタ画廊
- 1985 銀 座 シロタ画廊
- 1991 銀 座 Jギャラリー
- 1992 銀 座 シロタ画廊
- 1994 銀 座 センターポイント
- 1999 銀 座 センターポイント
- 2001 銀 座 Oギャラリー
- 2003 銀 座 Oギャラリー
- 2005 銀 座 Oギャラリー
- 2008 京 橋 かねこ・あーとギャラリー
- 2011 銀 座 Gallery NAMIK
- I2013 京 橋 ギャラリー檜
- 2015 京 橋 ギャラリー檜
- 2017 京 橋 ギャラリー檜
- 2019 京 橋 art space kimura ASK?
- 2021 京 橋 art space kimura ASK?
<主なコラボレーション>
- 2015,17,19 横 浜 JAZZ IS Jazz Pianist 佐藤允彦氏と音と平面によるコラボ
- 2018 京 橋 art space kimura ASK? 石川忠一画伯と2人展
- 2020 新 宿 Pit Inn Jazz Pianist 佐藤允彦氏、Jazz Bassist坂井紅介氏と 音と平面によるコラボ
- 2020 京 橋 art space kimura ASK? 藤井孝次朗画伯と2人展
YouTube-Tube 和田幸三紹介画像
QRコード 画像制作:あめめ・ぐりーん 音楽:佐藤 允彦