時を紡ぐ:潜在、乱れ、そして生の深遠

2024年3月18日(月)~3月23日(土)

11:30~19:00※最終日17:00まで

 art space kimura ASK?(2F)、ASK?P(B1F)

作家 佐藤地央、阿部零、笠原豪

 

本展は、佐藤地央、阿部零、笠原豪の3人によるグループ展だが、空間は作家ごとに区切られ、それぞれの作家性が独立しながら絡み合う。
佐藤地央は直感的な部分を重要視した制作スタイルをとっており、これによってその時の自身が抱く思考や感覚、環境をより自然な流れで作品に表す。 佐藤が 「濃いイメージ」と話す独特な感性がある。

阿部零は日々の生活において個人の感覚や思考などが乱れる瞬間と自他の繋がりをテーマにし、様々な素材をあえて乱雑に用いながら生活の中で研磨された己の主義を一つの作品という形へ成させ、それらは鑑賞者一人一人を乱し、様々な繋がりをつくる。
笠原豪は日常の見落としてしまっている幸せや生命の起源や意味に関心を持ち、油彩でそれらを表現している。作品たちはどれも一概には言い表せないような主張や問いなどを想像させる含みを持ち、鑑賞者に些細な幸せの気付きや生の不思議を感じさせ、契機をつくりあげる。
3人がこれまでに経てきた全てを凝縮させ、今をそれぞれの作品に表し、鑑賞者一人一人に変化や起点を生み、それぞれの今後に作用する。変えがたい時間と空間を生み出す。

阿部零『My Shqua 』制作:2023年サイズ:610×910mm
素材:塩ビ板・写真・油彩・アクリル・イヤホン

 

笠原豪『幸拾い』制作:2024年サイズ:227×158mm
素材:油彩、キャンバス

 

佐藤地央『覗き 』制作:2024年サイズ:1167×910mm
素材:パネル。アクリル、ペン、パステル

略歴

阿部零

2002年 神奈川県生まれ

2021年 和光⼤学表現学部芸術学科 ⼊学

笠原豪

2002年 埼玉県生まれ

2020年 高校生国際美術展 佳作賞

2021年 和光大学表現学部芸術学科 入学

2021年 公募展「二十歳の輪郭」 出展

2022年 和光大学 詫摩ゼミ展 出展

2022年 和光大学 詫摩ゼミ展「直に触れる」出展

2023年 椛田ゼミ展 「スイッチ」出展

2023年 和光大学椛田ゼミ展「imagine」出展

佐藤地央

2002年 神奈川県生まれ

2022年和光大学入学

2023年椛田ゼミ展「スイッチ」(和光大学パレストラ)

2023年椛田ゼミ展「imagine」(和光大学パレストラ)

カテゴリー2024