1月15日(月)-1月27日(土)※日曜休廊
11:30-19:00
art space kimura ASK? (2F)
古澤は絵画、映像の領域を横断しながら視覚表現の新しい可能性を探究してきました。2020年から海景の撮影と、その映像への時間軸を操作する手法を用い、映像作品Waves Etudeの制作を続けてきました。風景を時間軸から捉え、波という自然現象に含まれる様々なリズムを掬い上げる独自のアプローチは文化庁メディア芸術祭アート部門審査委員会推薦作品に選出されるなど評価を得てきました。
そこから発展したMid Tideシリーズは、複数の時間の流れが同時に展開し、それらが空間の歪みへと変質していく表現をさらに深めています。潮の満ち引きがいつのまにか風景を侵食するように、この作品は見る人の知覚の水準に静かに影響を及ぼします。
主催:古澤龍
助成:公益財団法人野村財団、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[スタートアップ助成]
支援:令和5年度文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業
協力:東京芸術大学大学院映像研究科
■略歴:
1984年東京都生まれ。アーティスト。
2010年東京芸術大学絵画科油画専攻卒業、2012年同大学映像研究科メディア映像専攻修了。
東京芸大大学芸術情報センター教育研究助手、非常勤講師、情報科学芸術大学院大学[IAMAS] 産業文化研究センター 研究員を経て、2018年より東京芸術大学大学院映像研究科博士課程在籍。
イメージメディアに対する時間と空間を組み替えるコンピューテーショナルな操作や、イメージ定着プロセス自体へのフィジカルな介在により、見る人の視知覚へ揺らぎをもたらす手法を用いる。その中にかろうじて現れる風景をテーマとする。またアーティストコレクティブの「ヨフ」としても活動している。
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