芹澤 碧「Is there そこにいる」
art space kimura ASK?P (B1F)
2025年2月10日(月)~2月15日(土)11:30-19:00
※最終日17:00まで
2023年より制作を行うメディアアート作品《Is there そこにいる》に焦点を当てた展示を開催いたします。
本作品は水滴に動きを作り、日常に見る水の形とは異なる水らしさを引き出すことによって、私たちの目がとらえる「物質らしさ」「リアリティ」とは何かを問いかけます。水そのものの「らしさ」と、形や動きから他のイメージを想起させる「らしさ」が混ざりあうことで、私たちが日常的に知る水の姿と非日常的な水の姿を持つヴァーチャルな姿を作り出します。
映像メディアやAIの発達により、何が現実で何がヴァーチャルなのかその境界が曖昧になる現代において、私たちが何に対してリアリティを感じるのか「そこにいる」体験から投げかけます。本展示では映像の中にあるリアルな存在、リアルにあるヴァーチャルな存在を鑑賞するという二つの体験から試みます。
本作品は2024年のArs Electronicaのフェスティバル内の展示 Theme Exhibition HOPE: the touch of manyの出展作品に選ばれ、個展として本作品の展示を行うのは初めてとなります。
ビジュアルアーティスト、メディアアーティスト。映像メディアを軸に、動きや現象に焦点を当てた作品制作を行う。近年は現実らしさやバーチャルらしさといった切り口から、物質や現象に対するイメージの認知を問う作品を制作している。これまでビデオインスタレーションやVR、オーディオビジュアルパフォーマンスといった形態で作品を発表してきた。近年は装置を用いた作品といった物理的な形態から、現代におけるリアリティは何かを探求している。また電子音楽研究会のメンバーとしても活動している。
CV
学歴
武蔵野美術大学造形学部基礎デザイン学科卒業
情報科学芸術大学院大学 博士前期課程在籍
展示
2021 [ __ ]line (Galeria mano a mano)
2021F (OPED SPACE TOKYO)
2022 NEWVIEW FEST 2021 EXHIBITION VIRTUAL VENUE
2022 FANCY REALTY ( 西早稲田 in the house)
2024 2023 年度 卒業・修了制作展 ( 武蔵野美術大学 鷹の台キャンパス )
2024 2023 年度 武蔵野美術大学 卒業・修了制作 優秀作品展 ( 武蔵野美術大学 美術館 )
2024 Ars Electronica 2024 Theme Exhibition HOPE: the touch of many (Austria , Linz , POSTCITY)
パフォーマンス
2023 Hyper geek #5 (トンネル東京 )
2023 0 // 2023 Public Visuals (トンネル東京 )
2023 PROGRESS…? #03 (at) P.O.N.D. ( 渋谷パルコ PARCO GG Shibuya mobile esports cafe&bar) ※電子音楽研究会としての活動
2024 PROGRESS…? #04 w/ dialog() (代官山 saloon) ※電子音楽研究会としての活動
受賞・採択
2022 NEWVIEW AWARDS Silver Prize
2024 2023 年度 武蔵野美術大学 卒業・修了制作 優秀賞
2024 Flying Tokyo 2024 デジタル等クリエイター人材創出事業 採択
2024 令和 6 年度文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業国内クリエイター発表支援プログラム 採択