伊原 乙彰展――描き続けるということⅦ――

2022年11月14日(月)~11月19日(土)日曜休廊

11:30-19:00※最終日17時まで

@art speace kimura ASK?(2F)

  

■展覧会について

作家 伊原乙彰の個展を開催いたします。art space kimura ASK?における個展は、今年で10回目の開催となります。毎年新作を発表する個展では、メインテーマとした大作を発表し、大作から波状する実験的な作品を展示してきました。今年のイメージはまるで“宇宙”を想定する壮大な物語から始まります。本人の言葉にあるように、“無限の可能性をもっている若い人たちの存在”を意識しながら、年齢を超越した絵描きの仕事として、そっと自分の存在証明を重なり合わせる見事な作品群をぜひご高覧ください。 

■作家コメントより

この歳になるまであまり年齢を意識して仕事をしてきたことはなかった。90を過ぎても今までと同じような仕事を続けていけると思っていたが、意欲と体力は意のままにならないことを嫌でも知らされる。

無限の可能性をもっている若い人たちの存在は何とも新鮮だ。

私たち年寄りはそこから多くのことを学び、やがて自分たちの居場所を見出すことができる。

今回は過去の空白を少しずつ埋める仕事の展示となった。

2022秋 伊原乙彰

<21P-4> 810×810mm   アクリル・パルプ紙

 

略歴

伊原乙彰 Otoaki Ihara

1930     東京に生まれる

1953     東京藝術大学油絵科卒業

1955      渡仏

1957-63   パリでグループ展などに作品を発表 

共同通信社パリ支局に半日勤務、文化関係を中心にした記事を書く

1963     アメリカに4ヶ月滞在の後 帰国

1964-87  エールフランス日本支社および外資系貿易会社に勤務

1977     長野県、野尻湖畔に山小屋を持つ

1988       退職後、野尻の山小屋の一部をアトリエに改造し、絵、木彫などの制作を始める

<個展、グループ展>

1993      ギャラリー悠玄 個展【木シリーズ:ONLOOKER 傍観】

1998      ギャラリー山口 個展【木シリーズ:唐松 枝】 (’99,’01,’02,’04,’06,’08)

         ギャラリーはせがわ 個展  【唐松の葉と雪、野尻での10 年の仕事から】 <桜華書林 主催>

2003       座・アッシュ・アールで個展

1998-2006 世田谷美術展に出展

2007      長野 ガレリア表参道で高畑一彰と二人展

2010      art space kimura ASK? 個展【薫習 Ⅰ】

2012      art space kimura ASK? 個展【薫習 Ⅱ~再び空洞】

2014      art space kimura ASK? 個展【融合】

2016-21   art space kimura ASK? 個展【- 描き続けるということⅠ-Ⅵ】

連絡先/〒157-0066 世田谷区成城5-17-6 TEL/03-3482-1361

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