2021年12月6日(月)~12月18日(土)
日曜日休廊 最終日17時まで
会場 : art speace kimura ASK?(2F)
4年ぶりに個展をさせていただきます。この4年間、特に後半は世界中がコロナウィルスに翻弄された2年間でした。460万人以上の方が感染症で亡くなり、それは今も続いています。
「わたしは知っている。なぜ人びとが死者を土に埋め、そのうえに考えうるかぎりいちばん重く永続的なものである石をのせるのかを。そうしないと大気のなかに死者がみちあふれてしまうからだ。」(「儚い光」黒原敏行訳・早川書房)とアン・マイクルズは言いました。
数千年前のギリシャの遺跡は、そこに確かに存在した人々の痕跡を伝えてくれますが、死者の時間と現在の私たちの時間が交錯する風景があるのかもしれない、と思いました。
そして「時間的継起を風景へと展開することで、それだけよりよく、時間を見ることが、経験することが、把握することが、それに働きかけることができる。」(「晩年のスタイル」大橋洋一訳・岩波書店)とエドワード・サイードは述べています。ご覧になっていただければ幸いです。
井上 直
略 歴
1982 | 個展(ギャラリー 手、東京) |
1983 | 個展 (ギャラリー Q、東京) |
1984 | 個展 (ギャラリー Q、東京) |
1986 | 個展 (ギャラリー手、東京) |
1990 | 個展 (日辰画廊、東京) |
1991 | 第20回現代日本美術展 |
1992 | 第21回現代日本美術展 賞候補 |
1993 | 第22回現代日本美術展 個展 (日辰画廊、東京) |
1994 | 第23回現代日本美術展 |
1995 | 第24回現代日本美術展 東京国立近代美術館賞 |
1996 | 超女流展 (大川美術館、群馬) |
1997 | 第26回現代日本美術展 賞候補 個展 (日辰画廊、東京) |
1998 | 多摩秀作美術展 (青梅市立美術館) 第27回現代日本美術展 |
1999 | 点から展へ ’99 (Space u、群馬) The Millennium Exhibition (Modern Art Gallery、ロサンジェルス) |
2000 | International Water Media 2000 (Gallery of Contemporary Art、コロラドスプリングス) 銀賞 |
2001 | アート G. アースリング展 (有鄰館、群馬) 個展 (日辰画廊、東京) |
2002 | 多摩秀作美術展(青梅市立美術館、東京) |
2004 | 個展(アートスペース・キムラ ASK?、東京) ルタン選抜展 (るたん画廊、東京) |
2005-6 | 岡島弘子、水野るり子、相沢正一郎と共に長編同人詩誌「ヒポカンパス」に参加 |
2006 | ヒポカンパス詩画展(アートスペース・キムラ ASK?、東京) |
2007 | “茶色の朝”展(ナノリウム、山梨) |
2008 | 個展(アートスペース・キムラ ASK?、東京) Art AsiaーMiami Art Fair(ギャラリーQ ブース) |
2009 | Exhibition “The Clear Landscapeー透明な風景”(ギャラリーQ、東京) 個展(ギャラリー・ブロッケン、東京) |
2010 | ゴールデン・コンペティション(O美術館、東京) |
2011 | 個展(アートスペース・キムラ ASK?、東京) |
2013 | 「二年後。自然と芸術、そしてレクイエム」(茨城県近代美術館、茨城) 「開館25周年記念大川美術館の軌跡」(大川美術館、群馬) |
2014 2017 2019 2020 | 個展(アートスペース・キムラ ASK?、東京) 個展(アートスペース・キムラ ASK?、東京) アートスペース・キムラ ASK?より画集「NAO INOUE」発刊 第23回岡本太郎現代芸術賞展 Face2020 (損保ジャパン日本興亜美術賞展) |
Collection
1995 | 東京国立近代美術館 |
2001 | 大川美術館 |