中村恭子日本画作品展「書割少女のアンチノミー」

2021年3月22日(月)~4月3日(土)

open : 11:30~19:00 (日曜休廊 )

会場 : art speace kimura ASK?(2F)

トークイベント「外部とどう接するか?」 2021年3月27日(土) 14:00〜※

登壇者

  • 郡司ペギオ幸夫(天然知能研究・早稲田大学)
  • 前川美行(ユング派分析家・東洋英和女学院大学)
  • 中村恭子(日本画・新潟大学、AA研、早稲田大学)

※トークイベントは感染症対策のため、定員を先着20名様までとさせていただきます。

チリ、サンティアゴ道路沿いに建つ人格的な家々は驚異の少女たち

賢しらに手をつけることなく徹底して受動的に外部と接することを可能にするもの。例えばそれは、鞠子・宇津ノ谷の山々や、チリの道端に建つ小さな家々、下諏訪の御柱だ。これら中村が実際に触れた「脱創造」としての創造の様相を「書き割り」の視点による日本画で描き出す。

略歴

中村 恭子 Kyoko Nakamura

日本画家

  • 長野県下諏訪町 生まれ
  • 2005年 3月  東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻 卒業
  • 2010年 3月  東京藝術大学大学院美術研究科美術専攻日本画研究領域博士課程 修了 博士(美術)取得
  • 2018年10月〜 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 フェロー(現職)
  • 2018年10月〜 早稲田大学総合研究所 招聘研究員(現職)
  • 2020年 4月〜 新潟大学創生学部 特任助教(現職)

主な展示歴

  • 銅金裕司・中村恭子展「シルトの岸辺」Art Space Kimura ASK?(2010)
  • 銅金裕司・中村恭子展「精神の経済学」Art Space Kimura ASK?(2012)
  • 中村恭子日本画作品展「人が自然を産み出す話:異質なものの普遍性」AA研(2015)
  • 中村恭子展「首を擡げたアルシブラ」Art Space Kimura ASK?(2016)
  • 中村恭子「皿鉢絵巻展」Art Space Kimura ASK?(2017)
  • 長野県文化振興事業「シンビズム」諏訪市美術館(2018)
  • 中村恭子・郡司ペギオ幸夫 刊行記念展「TANKURI―創造性を撃つ」Art Space Kimura ASK?(2019)、ほか多数。

著書

中村恭子・郡司ペギオ幸夫『TANKURI―創造性を撃つ』水声社、2018

中村恭子ウェブサイト

HIDEKI MORITA

2021年3月1日(月) ~ 3月13日(土)

open : 11:30~19:00 ( 最終日は17:00まで・日曜休廊 )

会場 : ASK℗(B1F)

インスタレーション作品の展示になります。

展示風景記録 撮影 ジャパンアートミュージアム 洲崎一志

過去の展示より 2018.6

略歴

森田秀樹 Hideki Morita

1962生まれ

1984以降個展、グループ展多数

しりあがり寿「寒い冬に焼きたての絵画展」

2021年2月24日(水)~3月13日(土)

open : 11:30~19:00 (日曜休廊 )※最終日17:00まで

会場 : art speace kimura ASK?(2F)

北風の季節、ステキな絵をこんがりと焼きあげました。
 お好みはミディアムレア?それともウェルダン?
 しりあがりの劣化シリーズ、今回は強火でこんがり。

VR展示会場はこちら

略歴

しりあがり寿 Kotobuki Shiriagari

  •  2000年 『時事おやじ2000』(アスペクト)、『ゆるゆるオヤジ』(文藝春秋)/第46回文藝春秋漫画賞 受賞。
  •  2001年 『弥次喜多 in DEEP』(エンターブレイン)/第5回手塚治虫文化賞 マンガ優秀賞 受賞。
  •  2011年 『あの日からのマンガ』(エンターブレイン)/第15回文化庁メディア芸術祭 マンガ部門 優秀賞 受賞。
  •  2013年 『赤城乳業 BLACK シリーズ』/第50回ギャラクシー賞CM部門 優秀賞、第53回ACC賞テレビCM部門 ACCシルバー 受賞。
  •  2014年 平成26年春の叙勲 紫綬褒章 受章。

<グループ展>

  • 2006年 横浜美術館「日本×画展」
  •  2007年 フランクフルト応用芸術美術館「Manga Mania」展
  •  2007年 インドネシア ジョグジャ・ナショナル・ミュージアム他「KITA!!:Japanese Artists Meet Indonesia」展
  •  2009年 京都 二条城 他「「観〇光」KANHIKARI Art Expo」展
  •  2011年 広島市現代美術館「ブリキの方舟」展
  •  2012年 六甲山カンツリーハウス他「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2012」展
  •  2012年 「第15回オランダ国際アニメーション映画祭」などにて、ゆるめ~しょん『3月11日のかけら(pieces of 3.11)』上映。

<個展>

  • 2006年 「第33回アングレーム国際漫画フェスティバル」において、市庁舎でライブペインティング、サン・シモン館で作品展示
  •  2007年 広島市現代美術館「オヤジの世界」
  •  2012年 横浜市民ギャラリーあざみ野「ゆるとぴあ ーボクたちは世界をボーッと見ているー」
  •  2016年~2017年 練馬区立美術館、刈谷市美術館、伊丹市立美術館、巡回展「しりあがり寿の現代美術 回・転・展」
  •  art space kimura ASK?にて2004年より王国シリーズ、大回転シリーズ、その他多数展示

<その他の活動>

  •  2006年~ 神戸芸術工科大学 まんが表現学科 教授
  •  その他 日本大学 藝術学部、常葉大学 造形学部 などの非常勤講師
  •  横浜美術大学、九州造形短期大学で客員教授
  •  2007年~2009年 文化庁メディア芸術祭 マンガ部門 審査委員
  •  2009年~ 「有限会社さるやまハゲの助ロックフェスティバル」主催

富田勝彦作品展「芳麗」

2021年2月8日(月) ~ 2月20日(土)

open : 11:30~19:00 ( 最終日は17:00まで・日曜休廊 )

会場 : art speace kimura ASK?(2F)

VRにて同時展示中:会場はこちら

四季折々の花を描いて40年。

富田勝彦は“花見の情景”を再現する作品サイズで空間全体に展示する。

このスタイルは「環境体験型空間」表現と命名(キュレータ:児島やよい氏)されている。

日本建築空間を探求してきた富田3年振りの新作シリーズ「芳」。

日本建築の特徴「欄間」空間に展示する作品を発表します。

そして2019年春、国立新美術館での展示も好評だったシリーズ「麗」。

20年前からやっている“2次元(平面)作品に3次元(立体空間)から4次元(時間)をも内含する”世界でも類を見ない表現。今展で昼光から夜光に変化する作品の二面をお見せします。

― 作品展「芳麗」は、春をお届けします。

梅と桜の展示。「梅は~~咲いたか? 桜はまだかいな~~?!」

春の到来を告げる展示です。

*シリーズ「芳」

紅梅>襖3枚(1720x2580)+欄間3枚(600x2580)、欄間(1730x600)2点

白梅>襖3枚(1720x2580)+欄間3枚(600x2580)、欄間(1730x600)2点

*シリーズ「麗」

滝桜>2800x4200  ソメイヨシノ>(728x515)10点

シリーズ「麗-滝桜」2006年発表 H2400 x W4200
 写真は2018年「汎美術協会展@国立新美術館」にて展示したもの

予告編PV:富田勝彦作品展「芳麗」 

  

  

略歴

中村恭子展「皿鉢絵巻と御柱」VR.

2020年12月16日(月)~1月中旬

open : 11:30~19:00 (日曜休廊 )

会場 : art speace kimura ASK?(2F)

会場では1月中旬まで実物をご覧いただけます。

中村恭子日本画展「皿鉢絵巻と御柱VR」はASK?オンライン(VR)ギャラリー開設のための実験展覧会です。
会期中、会場では作品の実物を、またギャラリーのVR特設サイトでは展覧会の様子をいつでもご覧いただけます。
御柱図絵屏風は中村恭子の新作となります。
皿鉢絵巻は「中村恭子皿鉢絵巻展」(2017)をレプリカによって再現いたしました。

オンラインギャラリーはこちら

 

 

略歴

中村 恭子 Kyoko Nakamura

日本画家

  • 長野県下諏訪町 生まれ
  • 2005年 3月  東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻 卒業
  • 2010年 3月  東京藝術大学大学院美術研究科美術専攻日本画研究領域博士課程 修了 博士(美術)取得
  • 2018年10月〜 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 フェロー(現職)
  • 2018年10月〜 早稲田大学総合研究所 招聘研究員(現職)
  • 2020年 4月〜 新潟大学創生学部 特任助教(現職)

主な展示歴

  • 銅金裕司・中村恭子展「シルトの岸辺」Art Space Kimura ASK?(2010)
  • 銅金裕司・中村恭子展「精神の経済学」Art Space Kimura ASK?(2012)
  • 中村恭子日本画作品展「人が自然を産み出す話:異質なものの普遍性」AA研(2015)
  • 中村恭子展「首を擡げたアルシブラ」Art Space Kimura ASK?(2016)
  • 中村恭子「皿鉢絵巻展」Art Space Kimura ASK?(2017)
  • 長野県文化振興事業「シンビズム」諏訪市美術館(2018)
  • 中村恭子・郡司ペギオ幸夫 刊行記念展「TANKURI―創造性を撃つ」Art Space Kimura ASK?(2019)、ほか多数。

著書

中村恭子・郡司ペギオ幸夫『TANKURI―創造性を撃つ』水声社、2018

中村恭子ウェブサイト

切江 志龍展<Temple of Nymphaea -Herbarium->

2020年6月22日(月) ~ 6月27日(土)

open : 11:30~19:00 (最終日は17:00まで)

会場 : ASK?Ⓟ(B1F)

 “Temple of Nymphaea” は睡蓮の花の姿の変遷を解析し,園芸における

「ヒトの感性によって駆動される花の進化」を追跡するためのリサーチプロジェクト.モネの絵画『睡蓮』にゆかりのある,19 世紀フランスの品種群を中心に調査している.

調査のために,これまで私は多くの植物を摘み取り,処置し,様々な方法でかたちを遺してきた.植物のかたちをとらえるということは,植物の進化

/歴史をいわば「読む」ことである.そして花のかたちとは,世代を繋ぐために媒介者に提示される界面であり,媒介者との(たとえばヒトとの)関係

/共存の歴史を刻みつけている.そうであるならば,我々が花のかたちを「読む」とき,水面のように「我々」のすがたをも語りだすのではないだろうか.

個展タイトルの “Herbarium” とは植物標本の集積であり,それらを保管・調査する空間を意味する.本展ではフランスで採取した標本など「植物のかたち」を読み解こうとする過程を,仮想の ”Herbarium” のバックヤードに見立てて展示する.

略 歴

切江 志龍 Shiryu Kirié

  • 東京理科大学理工学部卒業(2015)
  • 早稲田大学先進理工学研究科修了 (2018)後,現在は東京大学農学生命科学研究科博士後期課程在籍.大学から植物科 学を中心とする生物学を学び,理論生物学的なアプローチを取り入れて研究を行う.
  • 2015 年より早稲田大学生命美学プラットフォーム metaPhorest に参加し,生物学や 生物文化誌に関連する研究活動をベースにした作品制作を始める.

HP: https://shiryukirie.wixsite.com/shiryukirie

主な参加企画

  • 2018 “BioCamp: Gardens as ‘Biotechnik’ ” に参加
  • 2016「岩崎秀雄+metaPhorest」として “aPrayer まだ見ぬ つくられしものたちの慰霊” 制作に参加,茨城県北芸術祭にて展示

木村 瞳展 「 ムーンライト、ムーンライト 」

2020年12月14日(月) ~ 19月日(土)

open : 11:30~19:00 (最終日は17:00まで)

会場 : ASK?Ⓟ(B1F)

「ムーンライト、ムーンライト」 2020年 ビデオ

古くから神秘の力があると信じられてきた月の光。

暗闇を照らす月の光を私は信じてみることにした。

略歴  

木村瞳 Hitomi Kimura

  • 1987年 埼玉県生まれ
  • 2011年 日本大学大学院 造形芸術専攻 版画 修了
  • 2012年 イメージフォーラム映像研究所

[個展]

  • 2011年 「木村瞳 展」/ ギャラリーなつかb.p
  • 2012年 「私のあかいろ」/ ASK?P
  • 2014年 「おやすみのとき」/ ASK?P
  • 2016年 「M/M/M」/ ASK?P
  • 2018年 「やわらかな休息」/ ASK?P

 [グループ展・上映]

  • 2012年 Viewʼs view 小品展 / ギャラリーなつか クロスビュー
  • 2013年 落石計画 クロニクル2008-2015 / アートラボあいち
  • 2015年 調布映画祭 第18回ショートフィルム・コンペティション / 調布市文化会館たづくり 映像シアター 2016年 ワンダーシード2016 / トーキョーワンダーサイト渋谷
  • 調布映画祭 第19回ショートフィルム・コンペティション / 調布市せんがわ劇場   
  • ヤング・パースペクティブ2016 / イメージフォーラム 寺山修司
  • 2017年 落石計画 第10期 クロニクル 2008-2020 -痕跡と展開- / 旧落石無線送信局(現 池田良二スタジオ)
  • 2019年 阿佐ヶ谷アートストリート国際芸術祭 地域アート展 / 阿佐ヶ谷区民センター 第五和室

 web: http://kimuhi.wixsite.com/hitomi-kimura 

迎山 和司 「マンガを思い描く人工知能」・人工知能画家・静10号展

2020年12月7日(月) ~ 12月日(土)

※新型コロナウィルスのここ数日の全国感染状況とりわけ北海道と東京の増加を鑑みて、本展覧会は中止の運びとなりました。迎山氏のオンラインプレゼンテーションがWEBページにて参照できます。https://sites.google.com/fun.ac.jp/shizuka10/

open : 11:30~19:00 (最終日は17:00まで)

会場 : ASK?Ⓟ(B1F)

展覧会内容

人工知能画家・静(しずか)は自律的に絵を描くコンピュータ・プログラムです。

静は 2000 年より制作を開始し、様々な変遷を経て現在は 10 号になります。かつては一枚の絵画を描くプ ログラムでしたが、連続した絵画すなわち物語を扱うために 8 号からマンガを題材にしました。 マンガの記号的かつ柔軟な表現手法は挑戦しがいがあると思ったからです。人間は、素材とな る様々な情報を取り入れて、自分なりに消化しオリジナルの作品を作ります。そこで静でも、 既存のマンガを分析することによって、新しいマンガの物語を作ることを試みています。 人工知能が真に自律的に描くことの実現はまだ先の話ですが、今回の展覧会ではマンガを思 い描くという試みを行いました。マンガを読むとき、ヒトは想像力を駆使してそのマンガの情 景を心に思い描いています。通常、心に思い描かれたイメージを他者が直接みることはできま せん。では人工知能にマンガを思い描ける能力を模倣させたらどのようなことがわかるでしょ うか?本作品ではこの疑問への理解のために、ヒトがマンガを読んだときに心に思い描くよう なイメージを人工知能によって模倣しました。その結果、マンガに描かれた情報から動画を生 成することができ、脚本と呼べる情報が得られました。 静の制作目的は人間の創作行為の本質を知ることです。学習型モデルの人工知能を用いて、 コンピュータと人間を対比させると、人間の創作行為をコンピュータで置き換えられる部分と 置き換えられない部分が明確になります。この違いを比較することは、人間の創作行為の本質 を知ることにつながります。このように私にとって人工知能画家は、人間の認知と表象の哲学 的探求であって、人間を超える創作機械を作る事ではありません。そして、このようなプログ ラムの展示が訪れた人の知的好奇心を刺激する事に繋がればよいと考えています。

略歴

迎山 和司

公立はこだて未来大学システム情報科学部情報アーキテクチャ学科 教授

  • 1968 年 兵庫県神戸市生まれ
  • 1998 年 カリフォルニア大学サンディエゴ校芸術電算研究所客員芸術家
  • 2000 年 プリ・アルス・エレクトロニカ 2000 ネット部門 入賞
  • 2001 年 Siggraph2001 アートギャラリー 選出
  • 2002 年 第 10 回フィンランド人工知能学会全国大会 論文採択および口頭発表
  • 2008 年 ISEA2008 口頭発表 (シンガポール)
  • 2011 年 FILE2011 選出 (サンパウロ/ブラジル)
  • 2013 年 SiggraphAsia2013 アートギャラリー 選出 (香港)
  • 2016 年 パリ東大学マルヌ=ラ=ヴァレ校 IMAC 招待講師
  • 2019 年 個展「人工知能画家・静9号」 (Art Space Kimura ASK?P)
  • 2020 年 手塚治虫 AI プロジェクト TEZUKA2020 参加

本展覧会は学術発表であり、データセット Manga109 を利用規約に従い引用しています