中村 恭子　展 「 首を擡げたアルシブラ」 2016年2月15日(月) ～ 2月27日(土) open : 11:30～19:00 （最終日は17:00まで） 会場 : art space kimura ASK? (2F)

「かものはす――急上昇」 絹本彩色, 170×68 cm, 2014-2015年 [PlatyPlotus――Sudden Rise]　 color on silk, 170×68 cm, 2014-2015 アルシブラ（Archibras）――調和肢、完全肢、至上肢などと言われるこの奇妙な尻尾が生えた未来人について 、社会思想家シャルル・フーリエは謎めいた短いテクストを綴っている。 訪れるであろう未来の結合調和の時代に身に備わるとされるのがアルシブラである。 生きとし生きるものの我らの精神と制作が結びつくとき、その作品が、アルシブラとして跳躍の秘儀を尾骶骨に 発して、わずかに首を擡げた気持ちになる。 尻尾を生やしに、作品をご覧下さい。 展覧会に寄せて 　アルシブラを持つのは誰か　―――　郡司ペギオ幸夫

中村 恭子　Kyoko Nakamura 【略歴】 　　長野県下諏訪町 生まれ 　　２００５年　３月　 東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻　卒業 　　２００７年　３月　 東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻日本画研究領域修士課程　修了 　　２０１０年　３月　 東京藝術大学大学院美術研究科美術専攻日本画研究領域博士課程　修了　博士（美術）取得 　　２０１０年　４月 　早稲田大学理工学術院電気・情報生命工学科　博士研究員（２０１３年３月まで） 　　２０１２年　４月 　京都造形芸術大学芸術教養教育センター　非常勤講師（２０１４年３月まで） 　　２０１３年１０月　 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所　研究員（２０１４年３月まで） 　　２０１４年　４月　 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所　特任研究員 【受賞歴】 　　東京工業大学第２回DiVA芸術科学会展　奨励賞 【学会等における発表】 　 　・　銅金裕司・○岩井治樹・中村恭子・大石真依子・坂井れいしう「「耳の庭」の制作について」 情報処理学会, ２００４年 　　・　○中村恭子「ランを通して読むアーダ」日本ナボコフ協会, 東京外国語大, ２００９年５月 　 　・　○中村恭子「ランの解剖学ーランとイメージの創作性」内部観測研究会, 東京理科大学, ２０１０年３月 　 　・　○中村恭子「ランの解剖学ーランとイメージの創作性」ラン懇話会６２回大会, 東京農業大学進化生物学研究所, ２０１０年１２月 　　・　○中村恭子・銅金裕司「両義的生命におけるアートの観点」アートミーツケア学会, 京都造形芸術大学, ２０１１年１１月 　　・　◯中村恭子「精神の経済学ー集合と離散のファンタズマ」内部観測研究会, 神戸大学, ２０１２年３月 　　・　◯中村恭子・銅金裕司「ドローイングワークショップによるイメージ生成の実践モデルの構築」アートミーツケア学会, 京都造形芸術大学, ２０１２年１２月 　　・　◯中村恭子「熊を奏でて」内部観測研究会, 理化学研究所, ２０１３年３月 　　・　◯中村恭子・銅金裕司「創造行為におけるイテレーションの解法」アートミーツケア学会, 金沢美術工芸大学, ２０１３年１１月 　　・　◯中村恭子「人間が産み出す自然の話」内部観測研究会, 神戸大学, ２０１４年３月 　　・　◯中村恭子・銅金裕司「等質化されない世界をめざして」アートミーツケア学会, 神戸KKITO, ２０１４年11月 　　・　◯中村恭子「人が自然を産み出す話「異質なものの普遍性」」AA研共同利用・共同研究課題「思考様式および実践としての現代科学とローカルな諸社　　　　　　 会との節合の在り方」,AA研, ２０１5年1月 　　・　◯中村恭子「「人と自然のあいだにあるもの：描くこと」」AA研セミナー「生命 思考 アート：人と自然のあいだにあるもの」, AA研, ２０１5年2月 　　・　◯中村恭子「空虚な坩堝（るつぼ）：いまひとたびの壺葬論」内部観測研究会, 早稲田大学, ２０１5年2月 　　・　◯中村恭子「頭を擡げたアルシブラ 」複雑系研究会, 早稲田大学, ２０１5年4月 ＜２００７年以降の主な展示＞ 　　２００７年　 ３月　長野県高森町蘭植物園企画展: 中村恭子展「植物的方法」 　　　　　　　　　 ９月　東京藝術大学１２０周年記念企画「自画像の証言」展  　　　　　　　 　 ９月　東京藝術大学日本画第一研究室発表展 　　２００８年　１月　第４７回全日本蘭協会洋らん展「サンシャインシティ世界のらん展 ２００８」: 中村恭子日本画作品展  　　　　　　　 　 ３月　長野県高森町蘭植物園企画展: 中村恭子展「ランの解剖学」  　　　　　　　 　 ９月　東京藝術大学日本画第一研究室発表展 　　２００９年　１月　第４８回全日本蘭協会洋らん展「サンシャインシティ世界のらん展 ２００９」: 中村恭子日本画作品展  　　　　　　　　　２月　生命の解剖学 ー 生きた自然を描く　中村恭子日本画作品展　数奇和ギャラリー 　　　　　　　 　　５月　日本ナボコフ協会２００９年大会: ミニ展覧会＋口頭発表  　　　　　　　　　８月　東京藝術大学日本画第一研究室発表展  　　　　　　　　１２月　東京藝術大学大院学美術研究科博士審査展 　　２０１０年　　１月　第４９回全日本蘭協会洋らん展「サンシャインシティ世界のらん展 ２０１０」: 中村恭子日本画作品展  　　　　　　　　１０月　中村恭子展「生殖の線と百刻みの刑」ジィオデシックギャラリー 　　　 　　　　　１１月　銅金裕司・中村恭子展「シルトの岸辺」Art Space Kimura ASK? 　　２０１１年 １０月　奈良・町家の芸術祭HANARARTはならぁと２０１１ 　　２０１２年 　２月　銅金裕司・中村恭子展「精神の経済学」Art Space Kimura ASK? 　　２０１３年 １０月　奈良・町家の芸術祭HANARARTはならぁと２０１２ 　　　　　　 　 １０月　「生命美学オープンラボ２０１３」　ICC 　　２０１４年　６月　「文間和紙に描く２０人の掛軸展」　越後門出和紙高志の生紙工房ギャラリー 　　　　　 　８月　「文間和紙に描く２０人の掛軸展」　OMONMA Tentギャラリー 　　２０１５年　１月　中村恭子日本画作品展「人が自然を産み出す話：異質なものの普遍性」　AA研 　　　　 　 ４月　「和を紡ぐー和紙ー」　FEI ART MUSEUM YOKOHAMA 【作家ＨＰ】　　http://www7b.biglobe.ne.jp/~fuji_kaika/index.html

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