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2023

武蔵野美術大学版画院一展

2023年10月 30日(月)-11月4日(土)

作家 エン ハンギョク/キム リヨン/桑原 佳子/サイ ウヒョウ/シモダ アスカ/曽我 祉琉/田中 千里/チョウ ウリン/永島 実緒/朴 愛里/道又 蒼彩/山田 笑歌

武蔵野美術大学大学院 版画コース一 年の12人によるグループ展です。

私たちは同じ時間、空間を共有しながらも各々が各々の世界で制作をしており確立した個々として対等に関係を築いてきました。この展覧会は確立した個々が互いを打ち消しあうことなくひとつの空間を共有する、言わば制作環境の再現とも言えるのです。お互いを尊重しつつも決してひとまとまりになることのできない私たちによる、様々な展開の版画作品やブックアート等を展示します。是非ご高覧いただければ幸いです。

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2023

クリヨウジのユーモアセンス展

9月6日(水)~9月23日(土)

久里洋二の70年に及ぶ画業で描き狂った“線”の集大成を展示します

雑誌カットをメインに、挿絵、漫画、絵画、アニメーションにおける線画の数々を御覧ください。

過去・近年と最新の作品(未発表を含む)をお楽しみいただけます。

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2023

女子美術大学洋画研究室企画 Trans-Vol.3『skew position』 〜洋画専攻絵画コース4年 絵画ⅢB「コンペティション受賞者展」

2023年7月3日(月)~7月8日(土)

本展覧会では、女子美術大学洋画専攻3年次の授業「コンペティション」の受賞者から6人の学生を集って展示を行う。 6人の題材や作風には多様で強烈な個性がある。 本展のタイトル名『skew position』(”ねじれの位置”という意味)は、作品の方向性が 6 人バラバラで交わらないことから名付けた。一人一人の取り巻く環境や考え方、価値観はそれぞれ異なるため、永遠に分かり合うことが出来ない。従って作品も交わろうとしない。同じ次元にいない6人が、一つの空間で各々の個性を爆発し、鑑賞者には宇宙を旅しているかのような感覚で色んな星を観に行ってくれればと思う。

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2023

富田勝彦作品展「貴淑」

2023年5月8日(月)-5月20日(土)

過日の展示「還」の完全版(2018年 弊ギャラリーにて開催)

αM「艶淨」でキュレータ児島やよい氏に命名された『環境体験型空間』表現。
画廊空間を2つに仕切り、季節に合わせた「躑躅」と「藤」の花園をお見せします。
京都の寺院から眺める庭園を想起する「日本建築のサイズ」を用いた作品で、屋外の庭園を眺めるような空間を楽しんで頂きます。

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2023

矢尾伸哉「パラダイスの戦略 strategy of paradise」

2023年7月10日(月)-7月15日(土) 

本展は、江戸城跡地(皇居)を囲む濠をぐるりと撮影したものを素材としたインスタレーションです。名と場所をテーマとしたフィールドワークから出発しつつも、そこで私の興味をひいたのは城郭の円環構造であり、濠-石垣-木立のミニマルなイメージの反復でした。「パラダイスの戦略」というタイトルはここから来ています。パラダイスの語源はイラン祖語*paridayjahまで遡り、「壁で包囲された場所」という意味で、中の様子を伺えない、到達・侵入できない、触れえない、そういった場所のことです。パラダイスはまずは禁域ですが、その境界が空間的・時間的にひろがれば、それは聖域、楽園、桃源郷、ユートピアといったものになり、語られる存在となってゆきます。古来、私たちは、パラダイス的な距離に魅了されてきたわけですが、それは、現代の電子的アーカイヴへとの関係をも遠くから規定しているのかもしれません。そこに「ない」ことで「ある」。それがパラダイスというものではないでしょうか。本展では、江戸城跡地(皇居)をパラダイスに見立て、その断片・配列を異なるパラダイスへと逸脱させることが目論まれています。

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2023

榎本了壱展 吉増剛造『火ノ刺繍』を書写する

2023年7月15日(土)-7月22日(土)

日本を代表する詩人、吉増剛造氏の著書『火ノ刺繍」を書写する。
10年ほど前から、澁澤龍彦の『高丘親王航海記』を書と絵画で100点ほど制作したものが、昨年世田谷美術館に収蔵され、萩原朔美と「それぞれの二人」展を開催。
2万人を超える観客を動員した。
今回は吉増氏の著書に挑戦する。

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2023

佐藤瞭太郎個展 TRUE TO THE GAME

9月 16日(土)-9月28日(木)

art space kimura ASK? P では、2023年9月16日(土)~9月28日(木)まで佐藤瞭太郎による個展「TRUE TO THE GAME」を開催いたします。佐藤はインターネット上で流通しているデータを収集し、それらを文学や映画的な想像力によって編み直す映像作品を手がけてきました。今回の展覧会では、さまざまなデジタルイメージの制作において背景として使用される素材データに着目した新作映像《TRUE TO THE GAME》(2023)を発表いたします。

 佐藤の作品は、インターネットから収集した「Asset アセット」と呼ばれるデータをもとに構成されています。「アセット」とはデジタルコンテンツを制作する際に使用される素材データの総称であり、映画で言うところの小道具や俳優にあたります。彼らはコンテンツを生産するために必要とされる労働者であり、そして字義通りの「資産」といえます。

 佐藤は、これら「アセット」たちが終わりなきイメージの生産と流通へと巻き込まれていく姿を描いていきます。それは、なおも新しいもののためにつぎ込まれ、流通する資産としてのイメージを捉える試みでもあります。

 映画をはじめとしたさまざまなイメージを素材として引用するような佐藤の作品は、私たちが持つ文化を複製し、そこに内面化された労働やイデオロギー、そして資本主義の姿を照射しうるかもしれません。あらゆるものが交換可能な資本となり、素材として変形させられていく今日のインターネットにおいてどのような表現が可能なのか、ご高覧いただければ幸いです。

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2023

ヨフ「流れる窓、追い越す目」/大原崇嘉 古澤龍 「Maneuver」

・ヨフ「流れる窓、追い越す目」

2023年3月23日(木)─3月30日(木)

art space kimura ASK P (2F)

マルチスクリーンによる映像インスタレーションのシリーズ“Paraillusion”の新作による展覧会。再生される映像コンテンツの持つ空間性と、スクリーン自体の位置や向きによる空間性、さらにそこに介在する身体性によって複合的な映像空間が構築される。

現代的なメディア環境を通して拡張され続ける私たちの空間認識を足がかりとした表現は、新たな視覚体験の可能性を提示する。

助成:令和4年度メディア芸術クリエイター育成事業

 

・大原崇嘉 古澤龍 「Maneuver」

023年3月23日(木)─3月30日(木)

art space kimura ASK P (B1F)

大原崇嘉と古澤龍による二人展。

大原の新作「Personal Aura」は、Head-Coupled Perspective(裸眼立体視)の技術を用いたマルチスクリーンによる映像インスタレーション作品。映し出されるバーチャルヒューマンと鑑賞者の眼差し、この2つの交差が立体視の成立に働きかける作品構造は、虚実のリアリティを融解する。

古澤は新作の「Mid Tide」を展示する。波と岩の風景の撮影データに対して時間と空間の変換により489の比率で再構築した3画面の映像インスタレーション。時間の進行、停滞、逆行、空間の圧縮、拡張、ねじれ、が漸次的に移行、反転が繰り返され、見る側の時空間の認識を侵食する。

いずれも、リアリティをイメージメディアを通して分析的に再構築した作品となる。

助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[スタートアップ助成]

機材協力:株式会社JAPANNEXT

 撮影協力:株式会社クレッセント

 協力:東京藝術大学大学院映像研究科 

 

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2023

川村芽椎 菅谷杏樹 副島しのぶ HANUI展 「三人分の縫い代」

2023年3月6日(月)-3月11日(土)

本企画は横浜、知床、檜原村という異なった性質を持つ場所で生活し、活動する3名の作家が3様の場所で感じてきた自身の身体性や、歴史的に課されてきた役割、その意味などを、土着的信仰やその地域の風土、歴史などを各場所でリサーチします。現代社会が抱える問題や違和感がどのように生まれ、そして複雑化していったのかを、それぞれ異なる地域、気候、社会で生活する3人が、場所由来の経験や情報を対話を通してシームレスに共有することによって、多角的視点から見つめ直す試みです。

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2023

中村恭子・郡司ペギオ幸夫展「フーリエの日々」

2023年2 月 13 日(月)-3月4日(土)

art space kimura ASK?/ASK?P

小さな肉片に

塩の一粒、酢の一振りで

質的創造を挑む小さな幸福のひと、フーリエ

その無際限に開かれた真の自由を

現代において物象化する