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2021

和田 幸三展─原始重力波─<宇宙誕生の特異点が消える>

2021年11月15日(月)~11月20日(土)

会場 : art speace kimura ASK?(2F)

ご挨拶

平面は面白い。

 抽象平面表現は三次元物理から解放されているので、イメージを自由に広げ、深め、かつ遊びをも表現する事が可能です。

 描けると言う事は、何と自由か。ギュスターヴ・モローがドガに向かって「何故、目で見えるものしか描かないのか?」と問いかけた言葉は深い含蓄に溢れていると思っています。

 基礎としての素描は具象表現の為だけにあるのでは無く、抽象表現により多くの可能性を与えてくれていると感じています。

 豊かで深い表現を求め抽象平面造型の可能性を、「描く」というメチエで追求し続けていきたいと決意しています。

<平面造形作家 和田 幸三 わだこうぞう>

存在の根源の核心に迫りたい。神の手を借りる必要はない、哲学も時代とのズレが如何とも為し難い、今は量子物理が面白い。

 宇宙は無から生まれたというビレンキンの説も、物質の最少単位はヒモであるとする超弦理論も面白い。宇宙は巨大なホログラムだと言うマルダセナの仮説に対する百武慶文氏による裏付け、ヒッグス粒子の発見、重力波やブラックホールの検出は素晴らしく刺激的である。量子重力理論は何時頃完成するのだろう。完成すれば宇宙の誕生も語る事が出来るはずである。

 物理では数式で表現するが、平面造形で表現するとどうなるか。挑戦を始めたらこれが面白い。視覚的再現描写とは全く縁がないから、発想を自由に広げ、表現もそれに応じて如何様にも変化させることができ、大いに遊べる。自由度の無限さが制作の全ての段階で集中力を保たせてくれる。

 宇宙は138億年前極小で誕生し、その中には時間、空間、物質、エネルギーが含まれ、インフレーションからビッグバンへと繋がって行く。まさにこれ以上は絶対に無いヴィヴィッドな瞬間であった。ここを表現して、存在の根源に迫ってみたい。

 形、質感、空間という平面造形の基礎を意識し、単純化を進め、自分の世界観を醸し出す表現がどこまで出来ているか。ご高覧宜しくお願い申し上げます。

マチエル

・三菱鉛筆ハイユニ  8H 5H 4H 3H 2H H F HB B 2B 3B 4B 5B 6B 7B 8B  

・サンダースウォーターフォード水彩紙細目300g をパネルに水張り 

・クサカベ グラッフィックスをコーティング

出品点数 

1230×2400mm 

585×1800mm 

408×1600mm  

939×810mm   

各1点  

他に 小品を10〜15点程度

画  歴

  •   1948年 横浜生まれ

<主な個展>

  • 1971 日本橋 巴里画廊         
  • 1972 日本橋 巴里画廊        
  • 1973 日本橋 アートプラザ           
  • 1977 銀 座 シロタ画廊             
  • 1978 銀 座 櫟画廊                 
  • 1979 銀 座 シロタ画廊            
  • 1980 銀 座 シロタ画廊       
  • 1981 銀 座 シロタ画廊             
  • 1982 銀 座 シロタ画廊       
  • 1983 銀 座 シロタ画廊             
  • 1984 銀 座 シロタ画廊             
  • 1985 銀 座 シロタ画廊             
  • 1991 銀 座 Jギャラリー
  • 1992 銀 座 シロタ画廊
  • 1994 銀 座 センターポイント
  • 1999  銀  座 センターポイント
  • 2001  銀  座  Oギャラリー
  • 2003  銀  座  Oギャラリー
  • 2005  銀  座  Oギャラリー 
  • 2008  京  橋  かねこ・あーとギャラリー
  • 2011  銀  座  Gallery NAMIK
  • I2013  京  橋  ギャラリー檜
  • 2015  京  橋  ギャラリー檜
  • 2017  京  橋  ギャラリー檜
  • 2019  京 橋  art space kimura ASK?
  • 2021  京 橋  art space kimura ASK?

<主なコラボレーション>

  •     2015,17,19  横 浜 JAZZ IS   Jazz Pianist 佐藤允彦氏と音と平面によるコラボ
  •      2018  京 橋 art space kimura ASK?   石川忠一画伯と2人展
  •    2020  新 宿  Pit Inn   Jazz Pianist 佐藤允彦氏、Jazz Bassist坂井紅介氏と 音と平面によるコラボ
  •      2020  京 橋 art space kimura ASK?   藤井孝次朗画伯と2人展

YouTube-Tube  和田幸三紹介画像

Long ver.  19分33秒
Short ver. 2分14秒

QRコード 画像制作:あめめ・ぐりーん 音楽:佐藤 允彦

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2021

「それはようやく2ページのマンガを描いた」-人工知能画家・静 11 号展

2021年11月8日(月)~11月13日(土)

open : 11:30~19:00 ( 最終日17:00まで )

会場 : ASK℗(B1F)

人工知能画家・静(しずか)は自律的に絵を描くコンピュータ・プログラムです。

静は 2000 年より制作を開始し、様々な変遷を経て現在は 11 号です。かつては一枚の絵画を描くプログラ ムでしたが、連続した絵画すなわち物語を扱うために 8 号からマンガを題材にしました。マンガの記号的かつ柔軟な表現力は挑戦しがいがあると思ったからです。ヒトは、素材となる様々 な情報を取り入れて、自分なりに消化しオリジナルの作品を作ります。そこで静でも、既存の マンガを分析することによって、新しいマンガの物語を作ることを試みています。 完全に自律的に描くこと実現はまだ先の話ですが、今回の展覧会ではコマワリまでを行いま した。静はこれまで「読んだマンガ」を知識として蓄えており、会話文を入力しそれらを分割 することによって、その知識から「表情」と「姿勢」と「コマ」を判定し妥当なマンガを生成 します。今回の展示では一つの会話文から生成された様々なマンガを展示します。同じ会話文 でもコマワリの違いによって印象が変わることをご確認いただければ幸いです。 静の制作目的はヒトの創作行為の本質を知ることです。学習型モデルの人工知能を用いて、 コンピュータとヒトを対比させると、ヒトの創作行為をコンピュータで置き換えられる部分と 置き換えられない部分が明確になります。この違いを考察することは、ヒトの創作行為の本質 を知ることにつながります。今回コマワリまで行えるようになったことで、明らかになったこ とは発想と意図は未だヒトを必要としていることです。会話文はヒトが与える必要があります し、コマワリによる印象にはヒトの意図が必要になるからです。つまりやっとそれなりのマン ガを描くようになっただけで何をどう「表現したい」のかということはまだこの人工知能は持 っていないことがはっきりしました。今後はこの「表現したい」つまり創作欲求を人工知能は 獲得できるのかを考えてみたいと思います。

このように私にとって人工知能画家は、ヒトの認知と表象の哲学的探求であって、ヒトを超 える創作機械を作る事ではありません。そして、このような展示が訪れた人の知的好奇心を刺 激する事につながればよいと考えます。

生成された例(宮沢賢治「銀河鉄道の夜」より

略歴

迎山和司

  • 公立はこだて未来大学システム情報科学部情報アーキテクチャ学科 教授
  • 1968 年 兵庫県神戸市生まれ
  • 1998 年 カリフォルニア大学サンディエゴ校芸術電算研究所客員芸術家
  • 2000 年 プリ・アルス・エレクトロニカ
  • 2000 ネット部門 入賞
  • 2001 年 Siggraph2001 アートギャラリー 選出
  • 2002 年 第 10 回フィンランド人工知能学会全国大会 論文採択および口頭発表
  • 2008 年 ISEA2008 口頭発表 (シンガポール)
  • 2011 年 FILE2011 選出 (サンパウロ/ブラジル)
  • 2013 年 SiggraphAsia2013 アートギャラリー 選出 (香港)
  • 2016 年 パリ東大学マルヌ=ラ=ヴァレ校 IMAC 招待講師
  • 2019 年 個展「人工知能画家・静9号」 (Art Space Kimura ASK?P)
  • 2020 年 手塚治虫 AI プロジェクト TEZUKA2020 参加 2020 年 個展「人工知能画家・静 10 号」 (オンライン展示)

本展覧会では学術発表を目的として,青空文庫およびデータセット Manga109 を利用規約に従 い引用しています

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2021

伊原 乙彰展――描き続けるということⅥ――

2021年10月25日(月)~11月5日(金)

会場 : art speace kimura ASK?(2F)

最近ボールペンでドローイングをしている。単純な線も数集めると一つの形をなしてくる。

今私は91歳になった。私が生きて来た日数は3万2千日を超える。A4一枚のドローイングをするのに必要無線は少なくて1万本、大体は3万本を超える。根気のいる仕事だが3万日を生きて来た今となって、やっと3万本を超える線を引いて一枚の絵を描き上げることができるようになった。言葉合わせ、数合わせかも知れないがこの年数を生きて初めて納得のいく仕事ができた。

今の仕事ができるようになったことに私なりに満足している今日この頃である。

略歴                                         

  • 1930年    東京に生まれる
  • 1953年    東京芸術大学油絵科卒業
  • 1955年    渡仏
  • 1957-63年 パリで制作 グループ展などで作品発表
  • 東京    ギャラリー山口 (1998年,99年,01年,02年,04年,06年,08年)
  •       art space kimura ASK? (2010年,12年,14年,16年,17年,18年 19年20年)
  • その他   グループ展等
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2021

Constellations of the Earth / Interactive 鈴木浩之+大木真人 だいちの星座 インタラクティブ

2021年10月25日(月)~11月5日(金)

会場 : art speace kimura ASK?(2F) & ASK?Ⓟ(B1F)

「Constellations of the Earth / Interactive」は、アートプロジェクト「だいちの星座」を紹介するためのインタラクティブ・アートです。

作品内では、これまでに「だいちの星座」の活動を行った場所当日の人工衛星の軌道、地上観測のエリア、描いた「星座」の配置を表示します。
また、地球全体を見下ろす視点、人工衛星を追う視点、地上付近の視点、を切り替える機能があります。
会場で紹介する作品をスマートフォン用のアプリケーションに移植し、無償で公開しています。
スマートフォンに搭載されているデジタルコンパスの方向と地上付近の視界の連動や、
アプリケーション画面内のスライダーを操作して宇宙を移動する衛星の位置や時刻を調整することができます。
これらの作品で「だいちの星座」を追体験してください。

「Constellations of the Earth / Interactive」

*インスタレーションバージョンとアプリケーションバージョンを展示

*インスタレーションバージョン:ビデオプロジェクター、モニター、コンピュータ、デジタルコンパス、オブジェを用いたインタラクティブ・アート
作品サイズ:可変(写真は6m x 7m内に配置)

アプリケーションバージョン:スマートフォン、タブレット用アプリケーション(iOS、Android)

略       歴


【鈴木浩之(すずき・ひろし)】
金沢美術工芸大学 油画専攻/教授


【大木真人(おおき・まさと)】
宇宙航空研究開発機構(JAXA) 地球観測研究センター/研究開発員


【鈴木浩之+大木真人】
2020年「おさなごころを、きみに」東京都現代美術館(MADD. 8K映像作品集 2020・2019)
2019年「アルス・エレクトロニカ 2019」ポストシティー会場(リンツ市/オーストリア)
2019年「だいちの星座ーかなざわ座」公益財団法⼈⽇本宇宙少年団⾦沢⽀部
2019年「第22回⽂化庁メディア芸術祭」審査委員会推薦作品選出
2019年「MADD. Awards 2019 screening」⽇本科学未来館
2017年「映像とメディアアート展」愛知県⽴芸術⼤学 芸術資料館
2016年「KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭」
2015年「だいちの星座ーつくば座・もりや座」アーカスプロジェクト実⾏委員会

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2021

THE 6TH COGNITION Co‐Exist

2021年9月15日(水)〜9月24日(金)

会場 : art speace kimura ASK?(2F) & ASK?Ⓟ(B1F)

私たちは今回の展示において、展覧会のタイトル “6th Cognition “とともに“co-exist(共生)?“という言葉を掲げた。これはとりも直さず、私たちが自分にとっての他者、異なった文化・思想を持つ人々、異なった階層、立場のいる人々、さらに私たちの生活・自然環境と、そしてコロナビールスという未曾有の危機などとの、深い繋がりの中で生きている、生きざるを得ないという、私たちの現況のことである。本展示ではまず安易に共存を考えるのではなく、共存を疑問符にいれ、共存が否定される事によって社会が直面する破壊、戦争、破滅、そして死など、実は半ば起こりかけている、ディストピアを正視することを通して、立ち上がってくるかもしれない冷厳な認識を6th Cognitionとし、これをテーマとしたい。

(東京芸術大学 先端芸術表現科 古川聖)

art speace kimura ASK?(2F)

ASK?Ⓟ(B1F)

参加作家(東京芸術大学先端芸術表現科 古川研究室)

阿部春花 

安齋励應 

伊敷勇琉 

Kim Jinwoong 

楠田雄大

杉山迦南 

張応祈 

恒吉優紀 

中川陽介 

廣岡直哉

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2021

AOMORITA SOLO EXHIBITION 森田碧個展

2021年8月23日(月)~ 8月28日(日)

会場 : ASK?Ⓟ(B1F)

平面作品と立体作品の展示です。約15~点展示。

人間が異形化した様な立体作品や自分が想像したイメージを表現するために素材を模索しながら製作しました。

略歴

森田碧 Ao Morita

2001年東京生まれ

現在東北芸術工科大学在学中

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2021

ASK?映像祭2021

映像祭は前期(PART1)後期(PART2)の二部構成となります。

PART1:2020年度受賞者作家展(詳細はこちら※HPへ飛びます

2021年7月26日(月) ~ 7月31日(土)

open : 11:30~19:00 (日曜休廊 )

会場 : art speace kimura ASK?(2F) & ASK℗(B1F)

 

西尾秋乃個展

 

2020年度受賞者作品展

PART2:2021年度受賞者作家展(詳細はこちら ※HPへ飛びます )

2021年8月6日(金) ~ 8月8日(日)

open : 11:30~19:00

会場 : art speace kimura ASK?(2F)

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2021

花、あたらし/ 12Flowers

2021年5月31日(月)~6月12日(土)

会場 : art speace kimura ASK?(2F)

本展は、コロナ禍がもたらした“もがき”のなかで、今改めてつくることの持続と、そして制作の「その先にあるもの」への期待を、11名の美術家の描く、それぞれの「花」の表現を通して見出すことをテーマに企画されました。作品サイズは、すべてS3号(27.3×27.3㎝)に統一し、1作家2点、合計22点の平面作品と、本展キュレーター仲世古佳伸の「花」の映像作品により構成します。

[ 参加アーティスト]

青山悟(あおやま さとる)

1973年東京都生まれ。ロンドン・ゴールドスミスカレッジのテキスタイル学科を1998年に卒業。2001年にシカゴ現代美術館附属美術大学で美術学修士号を取得し、現在は東京を拠点に活動。工業用ミシンを用い、近代化以降、変容し続ける人間性や労働の価値を問い続けながら、刺繍というメディアの枠を拡張させる作品を数々発表している。

近年の主な展覧会に、2020年「ドレス・コード?ー着る人たちのゲーム」(東京オペラシティギャラリー、東京)、2019年「Unfolding : Fabric of Our Life」(Center for Heritage Art &Textile、香港)などがある。

淺井裕介(あさい ゆうすけ)

1981年東京都生まれ。個人のアトリエでの制作と並行して、2003年よりマスキングテープに耐水性マーカーで植物を描く「マスキングプラント」の制作を開始。また、滞在制作する各々の場所で採取された土と水を使用して描く「泥絵」や、道路で使用される白線素材シートを使って制作するなど、条件の異なる場所においても奔放に作品を展開している。

主な展覧会に、2021年「生命の庭」(東京都庭園美術館、東京)、2015-2016年「淺井裕介ー絵の種 土の旅」(彫刻の森美術館、神奈川)、2016年「生きとし生けるもの」(ヴァンジ彫刻庭園美術館、静岡)などがある。

O JUN(おう じゅん)

1956年東京都生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科油画専攻修了。人物やもの、風景といった日常のありふれたモチーフを、油彩、鉛筆、クレヨン、顔料、水彩など様々な具材を用い、独自の描きで見慣れぬ世界を作り出す。

近年の主な展覧会に、2019年「ギホウのヒミツーO JUN、鬼頭健吾、田淵太郎とともに」(高松市美術館、香川)、「途中の造物」(ミヅマアートギャラリー、東京)、2017年「O JUNx棚田康司展 鬩ぐ(せめぐ)」(伊丹市美術館、兵庫)、2016年「O JUN展 まんまんちゃん、あん」(国際芸術センター青森、青森)、2013年「O JUN 描く児」(府中市美術館、東京)などがある。

小笠原盛久(おがさわら もりひさ)

1948年愛知県生まれ。高校の時、美術を志すが夢はかなわず、岡崎市市役所に定年まで勤める。65歳の時に再び美術を目指し、2019年名古屋芸術大学大学院美術研究科同時代研究領域修了。

主な展覧会に、2020年「小笠原盛久展ー出会いのラプソディ」(渋谷ヒカリエ8/、東京)、2019年「名古屋芸術大学展 卒業・修了制作展2018選抜展」(愛知県美術館、愛知)、2018年「AICAD’18」(マレーシア国立美術館、マレーシア)、「6つの主題」(名古屋芸術大学Art &Design Center、愛知)、2015年「Spinach」(愛知芸術文化センター、愛知)などがある。

荻野夕奈(おぎの ゆうな)

1982年東京都生まれ。2007年東京藝術大学大学院美術研究科修了後、アーティスト活動を始め、国内外で絵画作品を発表している。自己・女性性をテーマに、花や身体をモチーフにした絵画だけでなく、ライブペインティングや新聞の連載小説の挿絵、ファッションブランドへの展開など幅広く活動する。

近年の主な展覧会に、2020年「With in Sight」(Mizuma &Kips、ニューヨーク)、「数寄景/NEW VIEWー日本を継ぐ、現代アートのいま」(日本橋三越本店、東京)などがある。2021年1月、自身初となる作品集『FLOWER &BODY』を刊行する。

佐藤舞梨萌(さとう まりも)

愛知県生まれ。2005年講談社フェーマススクールズ卒業。自然との触れ合いから得たインスピレーションを、「理想の心象風景」へと昇華させる、生命観あふれる色彩による絵画を制作。

主な展覧会に、2020年個展「Sense of Wonder」(art space kimura ASK?、東京)、2019年「昇華のモルフォロジー 佐藤舞梨萌/山口真和」[キュレーター:西村智弘](KOMAGOME1-14cas、東京)、2017年個展「BLOOM」(art space kimura ASK?)、2016年「花 ドルチェ 問い/」[キュレーター:仲世古佳伸](Gallery MARUHI、東京)などがある。

五月女哲平(そうとめ てっぺい)

1980年栃木県生まれ。2005年東京造形大学美術学部絵画科卒業。

主な個展に、2020年「our time 私たちの時間」(void+、NADiff a/p/a/r/t、青山|目黒、東京)、2018年「絵と、」[キュレーター:蔵屋美香](gallery αM、東京)など。主なグループ展に、2019年「MOTコレクション第2期 ただいま/はじめまして」(東京都現代美術館、東京)、2017年「Postー Formalist Painting」(statements、東京)、2015年「引込線2015」(旧所沢市立第2学校給食センター、埼玉)、2014年「絵画の在りか」(東京オペラシティアートギャラリー、東京)などがある。

寺門孝之(てらかど たかゆき)

1961年愛知県生まれ。1983年大阪大学文学部美学科卒業後、セツ・モードセミナーにて長沢節氏に絵を学ぶ。1985年「第6回日本グラフィック展」大賞受賞。東京・神戸を拠点に、独自の天使画をはじめ、書籍装画、広告ポスター、ライブペインティング、絵本など幅広く活動。

主な展覧会に、2020年、作詞家松本隆とのコラボレーション展「風街ヘブン」(神戸市立相楽園旧小寺家厩舎、兵庫)、「天国:寺門孝之展」(西脇市岡之山美術館、兵庫)などがある。2010年角川映画「人間失格」の劇中画など他分野とのコラボレーション多数。2015年受胎告知画における天使表現の研究で博士号取得(芸術工学)。

長谷川繁(はせがわ しげる)

1963年滋賀県生まれ。1986年愛知県立芸術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。1988年同大学院美術研究科修了。その後デュッセルドルフ、アムステルダムにて滞在、制作。

主な展覧会に、2019年個展「PAINTING」(Satoko Oe Contemporary、東京)、2010年「絵画の庭 ゼロ年代日本の地平から」(国立国際美術館、大阪)、2009年「放課後のはらっぱ 櫃田伸也とその教え子たち」(愛知県美術館、愛知)、2005年「11thインドトリエンナーレ」などがある。

升谷真木子(ますたに まきこ)

1982年東京都生まれ。2012年武蔵野美術大学造形学部油絵科卒業。2014年東京藝術大学大学院絵画科油画専攻修了。日常の中にある見過ごしがちなものや、植物をモチーフとして色鉛筆を使った繊細なペーパーワークと、スタンプやステンシルを使用した絵画を制作。

主な展覧会に、2017年「light relief」(ANAインターコンチネンタルホテル東京、東京)、2016年「Whose sleeve?」(Satoko Oe Contemporary、東京)などがある。

森本太郎(もりもと たろう)

1969年岡山県生まれ。1994年東京造形大学造形学部デザイン学科卒業。1995年東京造形大学研究生修了。現在東京を拠点に制作。

主な個展に、2020年「neutral tones」(void+、東京)、2019年「呼応するインテリア」(GALLERY TAGA2、東京)、2009年「つなぎとめるもの」(奈義町現代美術館、岡山)など。主なグループ展に、2021年「COLLECTION×森本太郎」(GALLERY TAGA2、東京)、2014年「森鴎外記念館で現代アート! vol.2ー生命の連鎖・イメージの連鎖」(文京区立森鴎外記念館、東京)、2006年「第3回府中ビエンナーレ 美と価値ーポストバブル世代の7人」(府中市美術館、東京)などがある。

[ キュレーター ]

仲世古佳伸(なかせこ けいしん)

1955年三重県生まれ。1980年大阪芸術大学芸術計画学科卒業。1991年ナカセコアート設立。展覧会のキュレーション、エディケーション、構成・ディレクション、批評、制作など、アートという視座から多面的な表現活動を行う。1995年より2000年まで、東京青山を舞台にしたアートイベント「モルフェ」の総合ディレクターを務める。

近年の主な活動に、2020年「数寄景/NEW VIEWー日本を継ぐ、現代アートのいま」(日本橋三越本店他、東京他)の構成ディレクション、2011年「TARO LOVEー岡本太郎と14人の遺伝子」(西武渋谷店、東京)のキュレーションなどがある。

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2021

宍倉志信展 Cyber Reincarnation Seminar

2021年4月14日(水)~ 6月17日(木)

会場 : ASK?Ⓟ(B1F)

宍倉志信はコンピューターゲームやCG映像、インスタレーションという形式を通じて儀式的体験の現在形を探ってきました。

この度、宍倉はCRSナビゲーターとしてart space ASK?-Pの場をお借りし、Cyber Reincarnation Seminar 製品版のリリースイベントを開催致します。

Cyber Reincarnation Seminarはこの苦しみに満ちた現実世界から安らかな電脳世界へと私達が羽ばたく為のコンピューターゲームです。

私達のCu.data(ヒトの意識と無意識を信号化したデータ)を専用のハードを用いてゲーム内の仮想身体に注入し、Cu.dataを外部ストレージ化することで電脳転生は果たされます。

本作の無料体験版はこれまで多くの人々に、輝かしい電脳転生をお届けしてきました。

今回ASK?-Pにお越しいただいた皆さんには特別にCyber Reincarnation Seminarの製品版を無料でプレイして頂くことが出来ます。

更に会場で配布されるコードを利用すれば、本製品をご自宅でプレイできる特別セットをご購入いただく事も可能です。

皆様のご来場を心待ちにしております。

さあ、共に輝く未来へ。

https://crs-shopping.site

略歴

宍倉志信 Shinobu Shishikura

1996年東京都生まれ。

  • 2019年東京藝術大学 美術学部絵画科油画専攻卒業。
  • 2021年東京藝術大学 映像研究科メディア映像専攻卒業。
  • 主な展覧会
  • 2021 年「MEDIA PRACTICE 20-21」(東京芸術大学 元町中華街校舎/ 神奈川)
  • 2019 年「平成30年度 東京芸術大学 卒業・修了作品展」(東京芸術大学上野キャンパス/東京 )
  • 2019 年「Good-bye Lullaby」(東京芸術大学上野キャンパス / 東京 )
  • 2018年 「ホワイトベース 3」(東京藝術大学上野キャンパ ス/東京)
  • 2018年個展「不能の時間遡行者 」( 東京藝術大学上野キャンパス 美術学部絵画棟701教室B.O.P gallery/東京)
  • 2018年個展「不完全な密室」(東京藝術大学上野キャンパ ス美術学部絵画棟 1 階 Yuga Gallery/東京 )
  • 2017年「Boogie Nights」(特火点 – tochka/ 東京 )
  • 2017年「AFTERALL」(ケーララ州コチ、インド)。
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2021

赤坂有芽  △と布置

2021年4月14日(水)~5月15日(土)

会場 : art speace kimura ASK?(2F) + ASK?Ⓟ(B1F)

▲art speace kimura ASK?(2F)

赤坂は記憶や時間をテーマにインスタレーション作品を制作をしています。本展では、art space kimuraASK?と ASK?-P にて 2 点の新作のビデオインスタレーションを発表します。
新たな作品は、秋田県にて農業に携わりながら自身の生まれ育った地域の慣習や歴史について執筆を行っている K 氏との対話からインピレーションを受け制作されました。K 氏との対話から知った、嘗ての村の慣習、信仰、山、水、物語から現在の私たちの身の回りで起きている事象まで、作者の目線を通して繋ぎ図像にします。  

   

▲ASK?Ⓟ(B1F)

また、地下の ASK?-P では「日本時間 2020 年 3 月 9 日 20:00」に合わせて 6 カ国同時に行った個人的なプログラムをもとに「現在地:いま」についての思考を可視化します。
展覧会タイトルにおける布置(constellation)とは、多数の物事が空の星のようにばらばらに配置されているものを、ある面から見たり紐付けることによって何らかの意味や物語を連想させる様です。本作の準備をはじめた 2019 年末から現在に至るまでの変化と変わらなかったものたちとを一同にテーブルに広げ様々な視座で、来場者とともに覗くことができれば幸いです。

略歴(抜粋)

  • 東京藝術大学 美術学部 絵画科 油画専攻 卒業(2007)
  • 東京藝術大学 大学院 美術研究科 絵画専攻 修了(2009)
  • _
  • 交錯するもうひとつの場 − 油画五研展 −(東京藝術大学大学美術館/東京/2020)
  • ミュンスター芸術大学・東京藝術大学 国際交流展「Tokunsterlem」(ミュンスター/ドイツ/2019)
  • 六甲ミーツアート (神戸/2012・2017)
  • 瀬戸内国際芸術祭(小豆島/香川/2013・2016)
  • 中日韓青年芸術展「NEO EDEN」(蘇州金鶏湖美術館/中国/2016)
  • 「明日への坩堝」(福岡アジア美術館 交流ギャラリー/福岡/2015)
  • 個展「時間のかたち」(ASK? art space kimura、ASK-P/東京/2015)
  • 動く絵 (SKIP シティ 彩の国ビジュアルプラザ 映像ミュージアム/埼玉/2011) ほか

https://yumeakasaka.wixsite.com/yumeakasakaworks