コンセプト

 白を自在に使いこなし、独特のデフォルメによる人体表現で軽妙洒脱、リズミカルに切れ味鋭く「粋」の世界を築く石川忠一。

 宇宙の誕生というテーマを、鉛筆のみで他に類を見ない表現で創り、厚みのある奥深い表現を目指す和田幸三。  

 この二人が対峙し、火花を散らす。仲良しデュオ展にはしない。会場の緊張感を研ぎ澄ますために、最初に壁面の使い方を具体的に決定した。作品を交互に隣合わせ、ぶっつけ合う展示をする。いたずらに大画面を持ち込んで大きさで相争い、空間を窒息させるようなことは絶対にやらない。互いの作品がそれぞれ十分に自己主張をして、なおかつ展覧会としての調和を保ちCOSMOSを成立させる必要があるからである。

 ASKの空間は、隣り合っている2人の作品を同時に見る為の引きが取れる広さで形状もバランスが良く、緊張感溢れる”BOTH双宇宙COSMOS”を創出させるに相応しい。

 カラフルとモノクロ、軽妙と重厚、切れ味と寡黙など、2つの強烈なエネルギーの塊がぶつかりあって生じる未知の重力波のうねりを体験して頂きたい。

 

 

        

テキスト ボックス:  石川忠一

1937 神奈川県葉山町生まれ

1961 東京芸大油画科(小磯良平教室)卒

1963 同大学専攻科修了

同年よりモダンアート展出品

1973 ヨーロッパ巡遊

1979 安井賞佳作賞受賞

19801991 明日への具象展

19801991 仮象展

19841986 現代形象展、CAF

2010 ワンダーシニア30等に出展

個展30回開催 企画展・グループ展に参加

現在:モダンアート協会会員

 

テキスト ボックス: Red Shadow「赤い影」
油彩 1303×1940mm 2016

 

テキスト ボックス: ‘a Full-Moon Night story「卯月の恋」
油彩 1630×1940mm 2018

テキスト ボックス:  和田幸三

1948年 神奈川県横浜市生まれ

 

主な個展

1971,72,73 日本橋 アートプラザ

1977,79,80,81,82,83,84,85,92 銀座シロタ画廊

1994,99 銀座 ギャラリーセンターポイント

2001,03,05,07 銀座 Oギャラリー

2008 京橋 かねこ・あーとギャラリー

2013,15,17 京橋 ギャラリー檜

<コラボレーション>   

2015,17 横浜 JAZZ IS に於いて Jazz Pianist

    佐藤允彦氏と音と平面のコラボ

 

<マチエル>

 三菱鉛筆ハイユニ 8H 5H 4H 3H 2H H F HB B 2B 3B 4B 5B 6B 7B 8B 

 サンダースウオーターフォード 細目300g/m2

   クサカベ グラフィックスをコーティング

 

 

         

        紙に鉛筆 1350×1635mm 2018            紙に鉛筆 635×488mm 2018