サカイトシノリ展

The Border Drawing Project _NO.3

"ALSACE" pleases me - 程よい時間



2016年4月18日(月) ~ 4月23日(土)
open : 11:30~19:00 (最終日は17:00まで)
会場 : art space kimura ASK? (2F)

 
 " ALSACE " pleases me ( LW_Y)
2016年、420mm ×1020mm、アクリル・紙・板・鉛・コラージュ、ミックスドメディア
 

環太平洋描画計画と題して太平洋の国々を10年かけてまわってきた。当初、訪れた土地をどう表現すべきかと挑んだ。遠くの氷河を見て何を表現できようか?である。鳥の目・虫の目、リアリティーのある自らの足下を感じ取ることが大切と知った。そのような中、しだいに訪れる土地は味付けであり、大元の表現が固まってきたのである。どこで描いても同じようなものであるが、その土地のテイストが見えないところで大きな要因になってきた。

 前企画最終地、ダーウィンは、西洋白人社会にのっかったアジアだった。整然とした合理性のもとで、やっぱりアジアのチャンプルーなのだ。そこには、違う世界が、入り交じることで、起こる活性化・美しさがある。ならば、国境・海峡を旅しようと、新しいシリーズ " Crossing the border " という企画を始めました。

 今回は、新企画3回目。フランスはアルザス地方のストラスブール。着いた日、11時にアパートのカギ受け渡しだった。荷物をゴロゴロとドアの前に到着。10分ほどたって、ちょうど11時にオネーサンが自転車で現れる。スムーズに事が運ぶと気分がいいものだ。アパートは、カテドラルに近く、塔の先端が見えるところだった。絶えず鐘が鳴り響き、リアルな制作現場だと思っていたら、正確に15分ごとに鳴り響いている。そう、ここは、ドイツとの国境の街だ。戦争の度に、フランスになったりドイツになったりと4度も国が替わったとのこと。

 正確に時間を刻む街は、日本からやってきた旅人として、本当に助かる。しかし、堅苦しいドイツ地域とは違い、楽ちんな生活スタイルだ。監視されている感じもないし、勝手気ままな生活で、まさしくラテンの国だ。ライン川を渡れば、ビールにソーセージ。こちらは、豊かなワイン街道。ゲルマンのマニュファクチャ魂もしかりと根付いているまさしく国境の街。

 そんな楽しいところでの、現地制作。至福だね。あっというまの2週間。その作品を展示します。
 
【サカイトシノリ Toshinori Sakai】

■ 画歴  
1958
1983
北海道旭川市生まれ
武蔵野美術大学卒業
■  受賞歴  
1984

1985


1987

1988
1989
1990
<モダンアート展> 新人賞 東京都美術館
<埼玉現代美術の祭典> 大賞 埼玉県立近代美術館
<吉原治良賞美術コンクール> 優秀賞 大阪府立現代美術センター
<現代日本代表作家展> ミロ賞 スペイン王立美術館
<モダンアート展> 奨励賞 東京都美術館
<モダンアート展> 協会賞・安田火災美術財団奨励賞  東京都美術館
<日本現代美術展> 佳作賞・富山県立近代美術館賞 東京都美術館
<第8回現代日本絵画展> 宇部興産株式会社賞 宇部市文化会館(山口)
<吉原治良賞コンクール> 優秀賞・大阪府立現代美術センター
<第9回現代日本絵画展> テレビ山口株式会社賞・宇部市文化会館
■ 個展  
1983
1984
1985
1986
1088
1989
1991
1995
1996
2000
2003
2004
2005
2006
2008
2009~15
銀座スルガ台画廊(東京)
ルナミ画廊(東京)
ルナミ画廊(東京)、埼玉県立近代美術館(浦和)
村松画廊(東京)
銀庫煉瓦画廊(東京)、ギャラリーαM(東京〕
村松画廊(東京)
クレオギャラリー(札幌)
村松画廊(東京)
巷房 東京
巷房 東京
巷房 東京
小野画廊 東京
KEY gallery(東京)
ギャラリー絵夢(東京・新宿)、すどう美術館(東京)
art space kimura ASK?(東京)、デザインギャラリー 蔵囲夢(旭川)
art space kimura ASK?(東京)
■ 展示会  
2012
2013
2014
2015
アジア画廊アートフェア/上海(AGAF)、上海アートフェア(SAF)
韓国国際アートフェア/ソウル(KIAF)、上海アートフェア(SAF)、ART OSAKA
韓国国際アートフェア/ソウル(KIAF)、上海アートフェア(SAF)、ART OSAKA
韓国国際アートフェア/ソウル(KIAF)、ART OSAKA



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