”まなかい” 2016年 194.0×112㎝ 岩絵具・水干絵具・墨・紙 







 北口広美

「 ま な か い 」





2016年11月28日(月) ~ 12月10日(土)

open : 11:30~19:00
(日曜休廊、最終日は17:00まで)


会場 : art space kimura ASK? (2F)


 

花びらの散った後に残った花柄と、萌え出たばかりの葉、そしてその向こうに広がる青空。
それらは朧な焦点の中で入り混じり、それぞれが鮮やかでありながら、どこかにぶいような静かな光を発している。



ある日、葉桜の連なりは私の目をとらえ、下の面と上の面が拮抗し、混ざり合い、時に反転する、そんな画面を想いえがかせた。


「まなかい」とは、目(ま)の交い(かい)、目と目のあいだという意味である。絹本の透ける性質や、絵具がにじむ和紙の特性を用い、表と裏の両側から互いに呼応させて絵具を置くことによって、異なる徴が交差しつつ同時に存在する場を探ってみたい。



(この展覧会は、公益財団法人吉野石膏美術振興財団の助成により開催致します。)





北口 広美 Hiromi Kitaguchi

【略歴】

1979年 奈良県生まれ
2001年 慶応義塾大学文学部社会学専攻卒業
2008年 多摩美術大学大学院 美術研究科絵画専攻日本画領域 博士前期課程修了

【主な展覧会】

2006年 「四人展」(小野画廊Ⅱ/東京)  シェル美術賞展(ヒルサイドギャラリー/東京)
2007年 個展(Gallery b.Tokyo/東京)  「3+」(画廊宮坂/東京)
2010年 個展「時明り」(art spase kimura ASK?/東京)
2012年 個展「時明り」(art spase kimura ASK?/東京)
2013年 FACE2013 損保ジャパン美術賞展(東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館/東京)
2014年 第6回トリエンナーレ豊橋 星野眞吾賞展(豊橋市美術博物館/愛知)
2015年 STANZA vol.1(ギャラリー向日葵/東京)個展「ふりみふらずみ」(art spase kimura ASK?/東京)「夜間実験」(アキバタマビ21)

 


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