藤木 淳
「 分 裂 生 成 」



2016年11月8日(火) ~ 11月12日(土)

open : 11:30~19:00 (最終日は17:00まで)

会場 : art space kimura ASK? (2F)



cellroid 2016



 「何らかの抑制因子が取り外されれば、文化は分裂へと発展し、
    両集団間の溝が次第に増大して、関係の破綻ないしは新しい均衡への移行に至る」(G・ベイトソン)

本展覧会は、映像や電子装置、ロボットといった、メディア芸術において、もはや常用手段となった表現メディアを用いながらも、人間と機械、機械と機械との従来の“正”の関係性を取り壊し、そこから生まれる表現が人間にどのような影響を及ぼすかを探る、いわば、実験的な場です。違和感がある映像や、まるで無限の空間の中を彷徨っているかのような体験、収束も発散もせずに循環運動を繰り返すロボット群など、新作すべてを一同に発表します。



OLE Coordinate System 2006




藤木 淳 Jun Fujiki

【略歴】
1978年福岡生まれ。

2000年九州芸術工科大学卒業
2002年同大学院修士課程修了
2007年九州大学大学院芸術工学府芸術工学専攻博士課程後期修了。博士(芸術工学)。

現在、科学技術振興機構さきがけ専任研究者、東京藝術大学 JST研究員、武蔵野美術大学非常勤講師。表現と原理の関係から、人間と物理の法則を探る、あるいは、それらの新たな関係性を築く研究をしている。研究成果を国内外の展示会等に発表している。2008年にソニー・コンピュータエンタテインメントから発売されたゲーム『無限回廊』などの監修、本年度CG-ARTS主催学生CGコンテストアート部門評価員を務める。


【主な展示歴】

第8回恵比寿映像祭、2016年2月

TOKYO DESIGNERS WEEK 2015 プロ展、 2015年10月

Festival Ars Electronica 2015 Animation Festival,  2015年9月

NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]キッズプログラム「しくみのひみつ アイデアのかたち」、2015年7月

『Primitive Order 「組成される感覚/世界」』東京芸術大学芸術情報センターLAB,、2015年7月

milano salone 2015、2015年4月

TOKYO DESIGNERS WEEK 2014 プロ展 2014年10月

milano salone 2014、2014年4月

TOKYO DESIGNERS WEEK 2013 プロ展 2013年10月

Festival Ars Electronica 2012、2012年9月

NTTインターコミュニケーション・センター [ICC] オープン・スペース 2012, 2012年5月

第15回文化庁メディア芸術祭、2012年2月

文化庁メディア芸術祭宮崎展、2011年12月

第14回文化庁メディア芸術祭、2011年2月

NTTインターコミュニケーション・センター [ICC] OPEN SPACE 2009、2009年5

ARS Electronica Center、2009年1月

SIGGRAPH ASIA 2008 Art Gallery、2008年12月

Ars Electronica 2008 Cyber Arts、2008年9月

第11文化庁メディア芸術祭、2008年2月

SIGGRAPH2007 Art Gallery、2007年7月

第10回文化庁メディア芸術祭、2007年2月

SIGGRAPH2006 Emerging Technologies、 2006年7月

第9回文化庁メディア芸術祭、2005年12月




【主な受賞歴]

・Prix Ars Electronica 2012, Hybrid Art, Honorary Mentions、2012年9月

・第14回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門優秀賞、2010年12月

・Prix Ars Electronica 2008, Interactive Art, Honorary Mentions、2008年6月

・第11回文化庁メディア芸術祭アート部門審査委員会推薦作品、2007年12月

・第10回文化庁メディア芸術祭アート部門優秀賞、2006年12月

 他


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