中川 隆 × 古川 聖
garden with cognitive dissonance ” - “認知的不協和の庭”

2014年3月24日(月)-4月5日(土) 11:30-19:00 ※日曜休廊
■展示レセプション 2014年3月29日(土) 18:00~

会場 : ASK?P (B1F)

★ご鑑賞前に、2階展示室展示室へお立ち寄り下さい。
作品鑑賞についてスタッフがご案内致します。


 
『concept drawing for GCD #5』2014
 
 『concept drawing for GCD #3 』2014

 認知的不協和とはレオン・フェスティンガーによって二つの矛盾する認知間に起こる心理的葛藤に名付けられた言葉だが、私たちは拍動(リズムの基本単位)を共有する、長さの違う8つのメロディーや映像パターンを空間の中に配置し、それらの間を体験者が歩き回り、その位置によってこれらが様々に組み合わされ、体験される場をインスタレーションとして構成した。
 これらのパターンはメロディーのような聴覚的なものと映像の様な視覚的なものがあるが、複数のパターンが同時に知覚され、そのパターンからの情報の量が人間の知覚能力を超えるとパターン間に競合がおき、聴覚的なものと視覚的をこえた知覚の交錯が起こり、インスタレーションの中で鑑賞者は眩惑を体験することになる

 

< 略 歴 >

中川 隆  Ryu Nakagawa

 アーティスト。東京藝術大学で映像や音響を素材としたインターメディア作品の研究をおこない、2010年、同大学大学院美術研究科博士後期課程を修了。博士(美術)。現在、東京藝術大学先端芸術表現科古川研究室専門研究員、理化学研究所客員研究員、武蔵野美術大学映像学科非常勤講師。発表作品に、インスタレーション「vertigo~」シリーズ、ミニマルテクノトラック「Padme」(moph records)など。

Webサイト → http://ryunakagawa.com

 

古川 聖  Kiyoshi Furukawa

作曲家、メディアアーティスト。ベルリンおよびハンブルクの音楽アカデミーでイサン・ユン、ジェルジ・リゲティのもとで作曲を学ぶ。米、スタンフォード大学の客員作曲家。独、ZKM(カールスルーエ)のアーティスト・イン・レジデンス。ジーメンス奨学金、北ドイツ放送音楽賞など多くの賞を受賞。現在、理化学研究所客員独立主管研究員、東京芸術大学先端芸術表現科教授。 主要作品にマルチメディアオペラ「まだ生まれない神々へ」,インスタレーション「Bubbles」(ZKMコレクション(2001))インタラクティブCD-ROM「スモールフィッシュ」(Hatje Cantz出版),音楽作品集(CD)「数による音楽」(フォンテック社)など。

Webサイト → http://furukawalab.org





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