吉本忠彦 展
― うつろい ―


2013年5月20日(月)~5月25日(土)
open : 11:30~19:00<最終日17:00まで> ≪最終日17:00迄≫
会場 : art space kimura ASK? (2F)



-うつろう No.1- 100号 キャンパスに油彩
-うつろう No.2- 100号 キャンパスに油彩
(2012~2013制作)




【作品内容 】


 80年生きてきて、人生とは運と偶然のよしあしで決まるものだと感じた。
努力や向上心が大切だとは知っているが、歴史上の人物や身近な人びとを思い浮かべても、
納得してしまう。求めてもこれらを引き寄せたりは出来ないし、学んで会得するものでもない。
長い時間がたってフト気付くこともあるが、大抵は何も知らずに過ごしてしまう。

 絵画も時代や雰囲気で評価が一変する。作者が自信を持って世に問うても、
時代精神と合っていないと無視される。人生にもよく似たところがあって、
晩年に俺は一体何だったのかと思い悩む時がある。絵の場合見る人とこれは波長がまく合ったわけで、
ピリピリと何かが走り一気に感動してしまう。この一瞬の出会いの為に人はつい求め歩くのだと思う。



【作家略歴】


1931      台北市生まれ
1951      毎日新聞主催第一回全日本学生油絵コンクール
         大学の部でアトリエ賞
1953      二科展初入選(9回出品後無所属)
1954      福井大学卒業
1962~1972  檪画廊個展(10回)
1973~1975  サトウ画廊個展(3回)
1976~2009  村松画廊個展(14回)
1990      かわさきIBM市民文化ギャラリー個展(川崎市主催)
1993~1997  The Art Students League of New Yorkへ入学、卒業 
1995~1996  ニューヨーク ソーフォー C.Iギャラリー個展(2回)
2010・2011・2013  art space Kimura ASK?個展

グループ展
1966    石子順造企画展 ギャラリー創苑(銀座)
1968,71  北陸現代作家集団展 県民ホール
1978    福井県現代作家展 県立美術館主催
1982    福井県現代作家展 福井新聞社主催

作品の記録(批評など)
朝日ジャーナル表紙、現代美術、美術手帖、美術手帖年鑑、みづゑ、
三彩、通産ジャーナル、週刊ポスト、芸術新潮、朝日新聞、読売新聞、
毎日新聞、日本女子大学新聞、福井新聞、日刊福井各新聞



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