ASK?映像祭2013
ASK? FILM FESTIVAL 2013 Vol.09

Part2 : プログラム上映+デジタルフォトフレーム展

2013年8月2日(金)~8月4(日)
会場 : art space kimura ASK? (2F)+ASK?P(B1F)



映像の華麗なる実験
「ASK?映像祭2013」を開催いたします。2004年に行った映像コンペティションをきっかけに翌年から
スタートしたこの映像祭も今年で9回目となります(コンペは10回目になります)。小規模な映像祭で
すが、公募によって今後を担う作家を発掘するとともに、多様なジャンルの映像作品を紹介すること
に努めてきました。今年度は、久里洋二、亀井武彦、末岡一郎の特集上映を行います。      


ASK?映像祭2013プログラム上映 / 映像の華麗なる実験 ASK?(2F)
                                           チケット…500円   回数券4枚…1,200円


A 久里洋二セレクション:60年代傑作集                          上映時間 1時間3分

久里洋二が60年代に制作した代表的な作品を集めたプログラムです。60年代に久里は、精力的に作品を発表し、
海外のフェスティバルで多くの賞を取ることで、自主制作アニメーションの存在を世に知らしめました。それは、日本
におけるアニメーションの革命でした。


「FASHION」 1960年 5分               「SAMURAI 侍」 1965年8分
「人間動物園」 1962年 3分              「FLOWER」 1967年1分
「軌跡」 1963年3分                   「部屋」 1967年5分
「MAN and WOMAN and DOG」 1964年3分     「二匹のサンマ(カラー版)」 1968年13分
「アオス」 1964年9分                  「ケメ子のLOVE」 1968年3分
「殺人狂時代(海外版)」 1967年10分


【久里 洋二 プロフィール】
1960年、真鍋 博、柳原 良平とともに「アニメーション3人会」を結成し、戦後の自主制作アニメーション
の草分けとなる。ヴェネチア映画祭サンマルコ獅子賞など、国内外の映画祭で多数の受賞歴をもつ。
1964年からNTVの深夜番組「11PM」に18年間毎週短編アニメーションを発表した。現在は、
若いアニメーターの育成に力を注ぐとともに、精力的に作品制作に取り組んでいる。柑綬褒章、
紫綬褒章、旭日小綬章受賞。2012年ザグレブ国際アニメ映画祭では特別功労賞受賞。
2003年よりart space kimura ASK?にて毎年個展を開催。



B 亀井 武彦 : 実験映像特集                              上映時間 47分

さまざまな映像作品を手掛けた亀井武彦の作品を特集します。砂鉄をコマ撮りした『MAKE LOVE』、雑草の花がしぶとく生きるさまを描いた『THE FLOWERS』(カナダ・グラフィックデザイン・コンクール特別賞)など、上映される機会の少ない60年代の実験アニメーションを含む、多彩なスタイルの軌跡をたどります。


「SIGNAL」 1963年 6分
「幻笑・MAKE LOVE」 1964年 3分
「花・THE FLOWERS」 1967年 10分
「THE ROAD OF DREAM」 1979年 10分
「Trip of Lips」 1985年 18分

【亀井 武彦 プロフィール】
1940年東京生まれ。
サントリー宣伝部嘱託、サン・アド創立メンバーとして「黒澤明」篇など多様な広告表現を試みる。
同時に、国内外で絵画や実験的な映像、アニメーション作品を制作、発表。現在STUDIO・ANIMA主宰、
絵画・映像に加え、墨描試筆の表現活動を続けている。

* 8月3日(土) Bプログラム上映終了後作家によるトークがあります。
  「亀井武彦とその時代」
  (聞き手:西村智弘)
  ※作品上映予定



C 末岡 一郎 : 隠された映画史(hidden stories)                    上映時間 1時間12分


自家現像とファウンドフッテージ(既存の映像作品で新たに作品をつくること)で知られる実験映画作家、末岡一郎の作品を特集します。映画の本質を照射するメタ・フィルム的な作品群。


「Vladimír Kempský's Film」 2010年 8分 16ミリ
「Ich bin der Welt abhanden gekommen」 
2003年 6.5分 16ミリ
「SINKING AWAY」 2005年 3分 16ミリ
「Extreme Skiing in 1930」 2011年 4.5分 16ミリ
「AURORA」 2013年 6分 16ミリ
「MARCHING ON」 2009年 11分 16ミリ
「An Uncertain Gleam」 2012年 6分 16ミリ
「Portland, Oregon 1931」 2008年 10分 16ミリ
「BERLIN IM WINTER」 2003年 7分 16ミリ
「Endlich ist es Frühling」 2003年 2分 16ミリ
「Ein Sommer in Deutschland」 2005年 6分 16ミリ


【末岡一郎 プロフィール】
1965年、札幌生まれ。
東京理科大学で化学を専攻する。1985年から実験映画を制作し始め、作品数は110作程となる。
1994 年ドイツ・オーバーハウゼン国際短編映画祭でノミネートされて以降、30カ国以上で招待上映される。
2010年、チェコ・イフラヴァ国際ドキュメンタリー映画際、2011年はブラチスラバ・アートフェスティバル(スロヴァキア)で特集上映される。1997年以降、ファウンドフッテージを用い、自家現像による「物質的」な フィルム作品を
制作し続けている。

* 8月4日 Cプログラム上映終了後、作家によるトークがあります。



D 2013年コンペティション受賞作品                           上映時間 1時間18分

審査員:久里 洋二(アニメーション作家) 西村 智弘(映像評論家) 木邑 芳幸(ASK?代表)

大     賞   「メロメロ」 杉殿 育恵 2013年 4分20秒
          数字の”ゼロ”を使う計算の可能性が広がった世界 女性は何にどう活用するのか

久里洋二賞   「感傷の沈殿」 鈴木 沙織 2012年 6分14秒
           「11月うまれの男の子のために。」 八代 健志 2012年 3分21秒

西村智弘賞   「夜ごはんの時刻」 村本 咲 2013年 8分28秒

A S K ? 賞    「1981-2001」 古跡 哲平 2012年 10分43秒


                                     「メロメロ」


                      「感傷の沈殿」              「11月うまれの男の子のために。」

                          「夜ごはんの時刻」                              「1981-2001」 
入選
CYCLOID」 黒木 智輝 2013年 3分26秒 / 「通勤ラッシャーズ」 野中 晶史 2013年 9分8秒 
「hug」 伊従 沙紀 2013年 3分10秒 /  「in KOBE」 内藤 日和 2012年 3分33秒 
「electrify」 木村 未佑 2013年 3分24秒 / 「fantastic」 市毛 史朗 2012年 2分47秒 
「やみのけ」 仲本 有里 2013年 7分8秒 / 「ひとかけ」 中野 咲 2012年 5分 
「邂逅」 伊藤 貴泰 2012-13年 2分54秒 / 「底なしウィンナー」 川口 恵里 2013年 4分6秒




タイムテーブル

   12:00~ 14:00~  16:00~  18:00~ 
 8月2日(金) B D C A
 8月3日(土) D A *B  
 8月4日(日) A *C D  

※上映作品は変更になることがあります。
※8月3日(土)Bプログラムと、8月4日(日)Cプログラムの上映終了後は、各作家によるトークがあります。
  定員になり次第受付終了とさせて頂きます。






デジタルフォトフレーム展 ASK?P(B1F)  12:00~19:00 入場無料


ここ数年で急速に普及したデジタルフォトフレームによる作品を展示及び販売いたします。
機器の特性をいかし、人気の作家の映像作品をご自宅のリビングや自室でお気軽に楽しめます。

■出品作家(予定)
岡本将徳 久里洋二 佐竹真紀 しりあがり寿 橋本典久 古川タク 水江未来 etc.
*販売価格20,000円~


        岡本将徳        橋本典久                   水江未来    古川タク




映像祭Part:2 チラシのPDFデータはこちら





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