吉本忠彦 展 ―線の痕跡― 2011年5月30日(月)〜6月4日(土) 11:30〜19:00(最終日17:00まで) 会場:ASK?P(2F) 61才から4年間、ニューヨークの美術学校へ留学した。近くの近代美術館には10万点もの現代美術が収集され、その内容にびっくりし活眼した。昔から線には強い関心があったが、大量の作品を目の前にして考えた。日本人の自分が訴えていくには、どんな手法が必要か。線でいくしかないなと感じた。
そこで街の画廊で個展を2回した。アメリカ人の率直な意見は心に響いた。帰国して体をこわしたりしたが、何とか個展を再開した。ヤル気は満満だが体力が衰え残念。ところで熱気に溢れ大きなうねりで世界制覇をなしとげた現代美術の展開が、パタッと止まり消えてしまった。一体どこへいってしまったのか、不思議でならない。 吉本忠彦 ―線の痕跡― 100号 キャンバスに油彩 (2010〜2011年 制作)
略 歴
1931 福井生まれ 1951 毎日新聞主催第一回全日本学生油絵コンクール大学の部でアトリエ賞 1953 二科展初入選(9回出品後無所属) 1954 福井大学卒業 1962〜1972 檪画廊個展(10回) 1973〜1975 サトウ画廊個展(3回) 1976〜2009 村松画廊個展(14回) 1990 かわさきIBM市民文化ギャラリー個展(川崎市主催) 1993〜1997 The Art Students League of New Yorkへ入学、卒業 1995〜1996 ニューヨーク ソーフォー C.Iギャラリー個展(2回) グループ展 1966 石子順造企画展 ギャラリー創苑(銀座) 1968,71 北陸現代作家集団展 県民ホール 1978 福井県現代作家展 県立美術館主催 1982 福井県現代作家展 福井新聞社主催 作品の記録(批評など) 朝日ジャーナル、現代美術、美術手帖、美術手帖年鑑、みづゑ、三彩、通産ジャーナル、週刊ポスト、芸術新潮、朝日新聞、読売新聞、毎日新聞、日本女子大学新聞、福井新聞、日刊福井各新聞 |