植田信隆展
「表象と結合術」

2011年3月28日(月)〜4月9日(土)
11:30〜19:00(日曜閉廊,最終日17:00まで)

会場:会場:ASK? art space kimura(2F)

モナドには、窓がないとライプニッツは、書いたけれども、こう言い換えたほうがすっきりするのではないだろうか。 モナドの全表面は、窓である。それは、絶えず襞を生成しながら宇宙を映し出す表象劇場である。一方、モナドは、 身体を持つ。それは、絶えず流動するエレメントによって構成されるが、宇宙の全てと結びついている。この宇宙 流体の中では、現象は変転し、アナモルフォーズされて正確な表れ方をしない。それをリアルにつかむ視点を持つ こと。一望に見渡すパースペクティブの中で、見てとること。結合術は、言葉や数や絵を単に結びつけるのではなく、 "一望に見て取る"ことに結合させるのである。  さて、このような図像学からのご意見は、さて置き、今回は、表象と結合術とに焦点を当ててみた。モナドは、去 年からのテーマではあるが、今回それらがどのように結合されたかをご覧いただければと思っている。
UEDA Nobutaka



"Image and The Art of Combination"
Entire Surface of Monad is the Window.

植田信隆展
表象と結合術 Op.1 月
基底材 綿キャンヴァスに和紙(アクリル下地)
彩色材 オリジナル絵の具、油彩 117cm×117cm 2010

略歴
【個展】
1993年 広島オーストリア協会本部/広島
1994年 日辰画廊/東京
1995、96、97、99、2000、01、03、07年 かねこ・あーとギャラリー/東京
1998年 ギャラリー白/大阪,  2002年 パラグローブ/東京
2004,09,10年art space kimura ASK?/東京

【主なグループ展】
1980年 アーティストユニオンシンポジウム(東京都美術館)
1996年 「今を生きる」展、(牛渕ミュージアム/愛媛県温泉郡牛渕町)
1997年 「21世紀を考える」展(牛渕ミュージアム)
1998年 「観相の空間」マンダラ・尾道・曼荼羅展(尾道市立美術館)
1999年  KATACHI U SYMMETORY 国際シンポジウム(筑波大学会館ギャラリー)
2004〜05年 「松澤宥と九つの柱 ― 九相の未来 ― パリニルヴァーナに向かって」展(広島市現代美術館)
2008年 「渦と記憶」能勢伊勢雄、植田信隆コラボレーション展
(art space kimura ASK?/東京、ガレリアプント/岡山 巡回)
「ルドルフ・シュタイナーと芸術」(ギャラリー冊/東京)
2010年 「渦と記憶」 (カスヤの森現代美術館/横須賀)

http://www.megaegg.ne.jp/~nobutaka-ueda/jpbiography.html

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