伊原乙彰展 −薫習−  
2010年 11月15日(月)〜 11月20日(土)
11:30〜19:00(最終日17:00)
【内 容】
前回まで7回続けてきたギャラリー山口が今年の1月に閉廊になり、今回より近くの「art space kimura ASK?」で個展を続けることになりました。
今まで北信濃の山々や雑木林、リンゴの木など、自然の中で豊富なテーマに囲まれて仕事をしていたのが、前回の個展のあとから仕事の場を東京に移したことで考え方や表現の方法が少しずつ変化してきた。今までごく自然に受け入れてきた外的なテーマやモチーフ、表現方法が変わることで変化したのは当然のことと受け止めている。
今回の仕事は30年近く山で過ごしてきた経験や行動の蓄積をこの東京で何とか形に出来ないか、という方向へ軸足が移っていくのを感じながらの仕事になった。和紙での作品がほとんどになったのもその現われの一つである。何度も何度も描き損じを重ねながら、なかなか思ったように表現できないところもあるが、今回の個展が次なる変化への通過点になるのに違いないととらえている。

「薫習 TK9-12」 和紙・アクリル 92×92cm
■略 歴
1930年 東京に生まれる
1953年 東京芸術大学油絵科卒業
1954年 渡仏
1957〜63年 パリで制作 グループ展などで作品発表
<個展>
東京
  1993年 ギャラリー悠玄
1998年、99年、01年、02年、04年、06年、08年 ギャラリー山口

長野
2001年 ギャラリーはせがわ
座・アッシュアール(03年)
二人展 ガレリア表参道 高畑一彰との二人展(07年・長野)
トキアートスペース 鳥羽啓之との二人展(08年・東京)
世田谷美術展 99年〜05年
プレス用資料 薫習 TK9-12

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