かたちのはじまり アフリカ民族美術展
2009.4.13(mon)〜 2009.4.25.(sat)
11:30〜19:00(最終日17:00まで) 日休
【内 容】
丸・三角・四角。こうした単純な形から構成されるアフリカの仮面造形は、紀元前4000年から続くアフリカ民族の生活にとって欠かせない存在です。彼らは人や動物の姿をかたどった仮面をまとい舞踏儀式を催すことにより、アフリカの厳しい自然環境に対して畏敬の念を表し、日々の生活の無事を祈り続けてきました。
その大胆にデフォルメされた、非現実的といえる仮面造形には、それぞれの民族固有の倫理観・宗教観から生まれた祈りと戒めのメッセージが込められています。彼ら文字を持たない部族にとって、仮面を用いた祭儀の数々はコミュニケーションの手段としても重要な役割を担いました。
この度はアフリカ民族美術の中でも、幾何学的な造形が多く見られる西アフリカ地域の仮面・祖霊像などを、2つの会場にわたって展示いたします。中でもブワ族の舞踏仮面は、横幅1.7m近くに及ぶ圧巻の造形です。
これら、人類発祥の地に息づくかたちの数々と向き合いながら、現在に至る造形表現のルーツを紐解いてみてはいかがでしょうか。
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