2.4(Mon)-2.9(Sat)
11:30-19:00 (last day -17:00)
キャラバン隊「ルナ・パーク」
企画:御殿谷教子(元 Gallery覚)
内 容
Gallery 覚 ではお世話になりました。
Galleryが入っておりましたビルのオーナーチェンジがあり、ビルの建て替えを言い渡されました。
それまでの自前の店舗をかまえる形態から、展覧会に合ったスペースをその都度借りて開催する移動展覧会方式に変え、
メインタイトルを「キャラバン隊」とし、サブタイトルにその都度のテーマ名を持ってくるというスタイルになりました。
そして第一回移動展覧会・キャラバン隊はグループ展 「ルナ・パーク」を開催致します。
出 品 作 家
冨田淳(絵画)・根本寛子(絵画)・毛内やすはる(立体)・森栄二(立体)・
山浦恵梨子(ミクストメディア)・山本豊子(立体・映像)・吉川かおり(立体)
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出品作家・コメント
吉川かおり YOSHIKAWA Kaori
1966年 東京に生まれる
1989年 武蔵野美術大学油絵学科卒業
株式会社 吉徳にぬいぐるみデザイナーとして入社(以後4年間勤務)
画像
(4) 素材 石粉粘土、布、ガラス (5) 予定出品数 5点
(6) コメント
ルナパーク
子どもの頃から幾度となく見る夢がある。辿り着きたい場所に辿り着けない・・そんな夢。
日常から少しズレた場所で次々に起こる 突拍子のない展開を受け入れながら迷ったり困ったりして
進んでゆく。ルナパークがあるとしたらきっとそんな夢の中だろう。
お芝居の1幕が開くように暗がりにふわりと現れたその場面はやがて再び緞帳と共に闇に消えてゆく。
夢は現へ辿り着き裏眼の残像は薄れゆく。
吉川かおり
山浦恵梨子
YAMAMURA Eriko
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(1) タイトル 「モリノギシキ」 (2) 制作年 2005年 (3) サイズ 180cm×180cm(総合でのサイズ)
(4) 素材 白樺、アクリル絵具、紙粘土、麻、紙、その他
(5) 予定出品数1枚〜2枚
(6) コメント
ルナ・パークということばは好きな響きです。ルナ・パークから感じた少し毒々しいイメージや、
そのときに浮かんだ子供の憧憬みたいな風景に少しでも近づきたいと思いました。
山浦恵梨子
毛内やすはる MOUNAI Yasuharu
1976年 北海道・江別市生まれ
2003年 第16回ホルベイン・スカラシップ奨学生
現在 札幌市在住
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(1) タイトル 「drops」 (2) 制作年 2007年
(3) サイズ [壁面作品]最大のものでH280×W290×D170mm
(4) 素材 厚紙、油絵具
(5)予定出品数 壁面作品約25点/吊り下げ作品約15点(総数約40点)
(6) コメント
夜の光を纏い、華やかな夢想を振り撒いていたあの場所は、もうどこかへ消えてしまった。
世界の広さを知らぬ子供に、虚構と真実の物語を伝えてくれた場所。
もう一度、それがあったところに戻ってみても、魅惑的な印象の残滓がぼんやり浮かび上がるだけ。
思いのすべてを受け容れてくれた場所の記憶は、今でも有形無形の滴となって頭の中に浮遊する。
毛内やすはる
森栄二
MORI Eiji
1967 神奈川県小田原市に生まれる
1992 多摩美術大学グラフィックデザイン専攻卒業
1995 東京芸術大学大学院保存修復技術彫刻専攻修了
画像
(1) タイトル 両手をあげて (2) 制作年 2007年 (3) サイズ 26×11×9cm
(4) 素材 樟、コンテ、色鉛筆 (5) 予定出品数 2〜3点
1977年 神奈川県生まれ
2000年 多摩美術大学美術学部油画専攻卒業、多摩美術大学研究生
2001年 和光大学研究生
画像
(1) タイトル (なし) (2) 制作年 2007年 (3) サイズ 26×25cm
(4) 素材 油彩 (5) 予定出品数 10点
(6) コメント
見えてきて嫌になります。でも、それが面白くて制作を続けているようです。
この展覧会では僕のテーマといえる「ひと」と、「ルナパーク」を自分の解釈で適当に
ごちゃごちゃにして描いてみました。僕にとってとても大切な展覧会なので、
その気持ち悪いくらいの執着心が作品の片隅からでも臭ってくれれば嬉しいです。
冨田淳
根本寛子 NEMOTO Hiroko
1981年 生まれ
2001年 武蔵野美術大学入学
2006年 3月東京藝術大学油画科卒業 4月同大学院第一研究室入学
現在 大学院2年在学
画像
(1)タイトル Untitled (2) 制作年 2007年 (3) サイズS40号1000×1000cm
(6) コメント
私が絵画で表現している事物は記憶や幻影・甘い香りの空気感といった
時空の世界であり、いつも男の子と間違われていた幼少期の憧れの世界である。
どんな鳥も想像力よりは高くは飛べない。
想像力を自由に使い時空の世界を行き交うことは優しく、そして少しずつ
潜在意識を覚醒させ、過去と現在を溶け合わせながら今の私を確立していく。
根本寛子
山本豊子 YAMAMOTO Toyoko
1968年大分県生まれ
1991年 青山学院大学理工学部物理学科宇宙物理専攻卒業
画像 *ビデオのワンシーン
(1)タイトル "The Reason Why Ready-Made Dreams
Skip on the Moon"
『レディーメイドが月面スキップを夢みる訳。』
(3) サイズ ・立体/長さ770×奥行き420×高さ500mm×2点展示。 ・ビデオ作品/
(4) 素材 ・立体/アクリル、鉄 ・映像作品/ビデオ (5) 予定出品数 ・立体/2点 ・ビデオ/1点
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この作品は、ルナパーク建設以前の「月世界」をテーマとしています。ルナパークの建設のため、
宇宙船ルナ号で現場「月」に降り立った乗組員たちが見た風景とは一体どのようなものだったのか?
展覧会場には、移動手段である宇宙船ルナ号とルナパーク建設以前の月面風景が展示されます。
2007/10/15山本豊子