KAO’RU Exhibition 17 「ボフィーカ.A.マルキニの過ごした場所」

”BOFICCA”  -The Place where A. Marchini spent-

2022年12月19日(月)~12月25日(日) 11:30~19:00

内       容

自然界の造形美は私たちの心を魅了する。

私たちの造りだす美もまたときに感動を与えられるものがある。

この異なる二物を取り入れ、互いをより緊密にして受け入れることは、新たな美を創出していくことになるのではないか。

その場にあるものをそのままに撮影する写真表現方法ではなく、「自然が作り上げた造形と人工物との融合」をテーマに、

カクテルの様に、「数種の花々」・「義眼」・「和紙」・「リボン」を組み合わせ、自らが創造する世界「ボフィーカ」生物・現象を表現する。 そして、私達の心の奥底に潜む、自然への畏敬の念の再認識を促す。

制作手法

まず、自らが創造する生物・現象を表現する。 そしてそれを撮影した後、プリント出力と加工によって最終的な平面作品として完成させる。

デジタル・アーカイバル・プリントに金箔を特殊方法によって吸着することで、写真のイメージから脱却した作品として仕上げている。

また、印画紙プリントのみではなく、大型布出力作品による空間アートで、自身の創造した世界観の表現を目指す。

写真技法がベースではあるが新たな表現方法の可能性があることを示していきたい。

ストーリー

マルキニ回想録(モゼッティコレクション)で知られる、A マルキニが過ごした、自然と調和して暮らす世界ボフィーカ 「Boficca(bəfikə)」その人々、植物の不思議な生態を紹介する。

  

【補足】

*マルキニ回想録 「Memoirs of Boficca 」

8世紀の著述家:アルベルト・マルキニ(Alberto Marchini)によって書かれた旅行記。

*ボフィーカ 「Boficca(bəfikə)」

マルキニ回想録の中に、ボフィーカ 「Boficca(bəfikə)」 という場所を訪れたという記述が残る。

回想録には、ボフィーカの植物や生活する人々の様子が多く書かれており、生き物と自然が調和して暮らす理想の国とされている。ただ、私達の住む世界とは様々な点で違いが見出され、ボフィーカは彼の夢の中に存在した世界なのか異世界へ空間を移動したのか、何処にあってどうやって行けたのか、今もまったく分かっていない。各地にボフィーカの事を指すのではないかと想像ができる伝説や神話を見聞きすることができるがその存在は未だ解明されていない。

  • モゼッティ家(Mosetti Family)

450年以上の歴史を誇るイタリアの名門。何代にも渡って蒐集した美術・骨董品の中でも特に秘蔵とされる書物「マルキニ回想録」のように、独特の所蔵品が多くその全貌は未だ不明。

 

昨年の展示より

「受け継がれる記憶」       
2021年「KAO’RU Exhibition 16  A.マルキニとボフィーカ -モゼッティ家の至宝-
A. Marchini & Boficca -Correction of the Mosetti Family- 」より

 

略 歴

KAO’RU® (柴原  薫)

ホームページ : http//:www.kaorushibahara.com

Facebook Page : Photographer KAO’RU | Facebook

Instagram : @kaoru-shibahara

1967年名古屋生まれ

ニューヨークにて活動後、拠点を東京に移す。

広告写真の他に花を中心とした植物・和紙・リボンを使った作品を制作。

亀山トリエンナーレ2017・2022 / Minato Media museum 2021 / 第9回1000の小箱展

85・86・88国展写真部門 / 58回二科展写真部門 /日韓美術交流展

ASK映像祭2022 PART2

8/8 総評掲載開始 西村智弘ASK木邑芳幸

2022年度受賞作家展

2022年8月4日(木) ~ 8月6日(土)

open : 11:30~19:00 (19:00に上映終了)

会場 : art speace kimura ASK?(2F)

Part2は今年度の受賞作家による上映会となります。
大賞~入選の全作品をAプログラム.Bプログラムに分け、ループ上映予定。
※会場は2F:art space kimura ASK?のみとなります(B1Fは展示無し)

  

大賞

川畑那奈 『WEATHER MAP 』 9’09 / 2021

夕焼けが赤いと次の日は雨が降るという天気予知と重ね合わせ、人間の生活風景を見て、このさき嵐が降りかかる可能性を表した。社会の風景を、 まるで空模様をみているかのように描いた。

 

久里洋二賞

多田あかり 『#_』 6’00 / 2022

毎日夜になると、虚しい気分に溺れてしまう1人の女性。 自分の存在を誰かに見つけて欲しくて、いつまでもSNSで声を発信しつづける。SNSは彼女にとって、 寂しい時に誰かといつでも繋がれる場所だった。自分で自分の孤独を癒すために集めたぬいぐるみやアクセサリー、植物や手芸の趣味があっても、”誰かに必要とされたい”気持ちはどうすることも叶わなかった。

 

ASK?賞

金子勲矩 『Magnified City』 11’34 / 2022

ある夜、廃墟を彷徨う虫眼鏡人間は、 きれいな町の写真を見つける。その美しさに一瞬心を奪われるが、誤ってその写真を燃やしてしまう。その頃、プロジェクター人間の秘密結社は彼の凸レンズを利用し、 廃墟をもとに戻す壮大な計画を練っていた、、、虫眼鏡人間が遭遇したある夜の物語です。

 

西村智弘賞

酒井日花 『痼 empathy』 6’37 / 2022

胸にしこりができた。 コロコロと皮膚の下で動き、姿がつかめない。 カタチや大きさ、色も皮膚で遮られてしまい想像するしかない。しこりは私の体の中で確実に成長し、大きくなっていく。 私の養分を横取りされているような、 害であるしこりに対して、 私は思考する。クレヨンや鉛筆などを使い、手で書くという身体性を重視した作品。 実体験をもとにしている。

入選

『蟻たちの塔』 3’38/2022 まちだりな 

『口をひらく』 4’09/2021 村田茜 

『Zen for TV』 5’46/2022 Kino MANUAL

『マンガガールズ』 9’45/2021 ケドモン (大門 嵩、祁答院 雄貴)

『REM -The waves of endless dreams-』 9’55/2022 相内啓司 

『GOLD TIGER』 4’46/2021 しょーた 

『はしもとロボットアニメ』 2’09/2018 橋本誠史 

『世界で一番すばらしい俺』 13’01/2020 山森正志 

『うつくしき動物たち』 1’32/2021 菊谷達史

『よもやま短編集』 3’43/2021 片山風花 

『Intercom』 2’03/2022 倉澤紘己 

しとしと』 2’38/2022 新海大吾 

『これからもきっと言えない』 9’23/2021 志波景介 

『プリンがつぶれるまで』 5’40/2021 倉澤紘己

『庭の詩学』 7’12/2022 黒澤幸代 

『まいど!』 4’58/2021 JIANG YIFAN 『All Night』 6’20/2022 佐藤瞭太郎

『All Night』 6’20/2022 佐藤瞭太郎

ASK映像祭2022 PART1

2021年度受賞者作家展

2022年7月25日(月) ~ 7月30日(土)

open : 11:30~19:00 (日曜休廊 )

会場 : art speace kimura ASK?(2F) & ASK℗(B1F)

 

昨年度大賞・審査員賞の作品上映と展示となります

 

art speace kimura ASK?(2F)

副島しのぶ個展

昨年度大賞作品「Blink in the Desert 」の上映・関連作品展示

「Blink in the Desert 」
悪意は突然現れる。まるで瞬きするかのように、羽虫のように気まぐれだ。
若き砂漠の隠者は、ある日突然現れた羽虫を殺してしまう。
その姿をじっと見つめるゾウ。その日から少年は羽虫の影に追われていく。

 

ASK℗(B1F)

審査員賞受賞者作家展

作家三名の作品上映・展示会

久里洋二賞 工藤 雅『差異と反復とコーヒー』

西村智弘賞 松岡美乃梨『Destiny』

ASK?賞 永迫 志乃『Body Obsession』

各作家による展示スペースと三名の作品をまとめた映像のループ上映を行う予定

小野絵麻・二三・絵里展―人間・自然・宇宙パートⅡ

2021年6月14日(月) ~ 6月26日(土)

open : 11:30~19:00 ( 最終日は17:00まで・日曜休廊 )

会場 : art speace kimura ASK?(2F)

 

2014年に岡山県立美術館で亡き両親の展覧会が開催された。一昨年急逝なさった本江邦夫氏は、その時のことを「東京ばかりが美術の中心ではない」と、わざわざ新聞記事に書いて下さった。

 地方で原研哉氏をはじめ後進の指導に一生を捧げた両親:小野()()(父)&二三(フミ)(母)に弔いの意を込めて、京橋3丁目のASKで今年も6月14日(月)から26日(土)まで「小野()()二三(フミ)絵里(エリ)展パートⅡ」を開催します。両親の作品集に文を寄せて下さった本江氏のお言葉をお借りすれば、「岡山上空のはるか彼方に輝ける星座としての美的三位一体を見上げることになるだろう」

今回は、「小野絵里作品集」出版も併せてご報告させていただきます。

2021年3月 小野絵里(エリ)(長女・画家)

 

 

 

略 歴

小野 絵麻  Ono Ema

  • 1917年 岡山県高梁市に生まれる 本名・春治
  • 1937年 東京高等師範学校(現・筑波大学)卒
  • 1938年 旧制中学の教諭のまま応召 日中戦争で中国各地を転戦
  • 1945年 岡山県へ疎開
  • 1962年 類焼のため これ迄の作品の大多数を焼失
  • 1964年 独立展、自由美術展を経て主体美術協会創立、会員、審査員として以後毎年出品
  • 1972年 岡山県展招待出品、次年度より審査員として参加
  • 1979年 美術教育への功績により全国表彰を受ける
  •     小野絵麻・二三・絵里展(東京・日本画廊)
  • 1989年 岡山県文化賞受賞
  • 1997年 死去、享年80歳
  •     網膜色素変性症による視野狭窄がありながら、亡くなる直前まで創作意欲は衰え
  •     なかった 
  • 2000年 「小野絵麻・絵里展-人間と宇宙への眼差し」(高梁市歴史美術館)
  •     「蛾の勲章」寄託
  • 2001年 「小野絵麻・絵里展-人間と宇宙への眼差し」(銀座・ミカレディイベントホール)
  • 2002年 「戦後岡山の美術(前衛達の姿)」(岡山県立美術館)
  • 2014年 「小野絵麻・二三-人間・幻想・自然」(岡山県立美術館)作品数点収蔵
  • 2016年 「コレクション展」(神奈川県立近代美術館)
  • その他、ギャラリー川船ほかにて企画展、個展多数

小野 二三  Ono Fumi

  • 1915年 大阪市北区に生まれる 本名・仁岸二三子
  • 1919年 北海道釧路で後に画家となる次男・仁岸良次(画号・釧路(せんじ))が生まれる
  • 1926年 日本の自由教育の先駆けであった奈良女子高等師範学校(現・奈良女子大学)附  
  •     属小学校に転校 ここで二三の人格形成に多大な影響があったようだ
  • 1930年 親の勧めで奈良女子師範学校(現・奈良教育大学)1部(4年制)に公費生として
  •     入学
  • 1935年 奈良女子師範学校の美術専攻科へ進む
  • 1945年 都島小学校に勤めていた時、大阪空襲に会い、小野絵麻(春治)の故郷の岡山県  
  •     へ疎開 子供向け絵画教室を始める
  • 1962年 類焼のため これ迄の作品の大多数を焼失
  • 1979年 小野絵麻・二三・絵里展(東京・日本画廊)
  • 1997年 小野絵麻(春治)死去により、東京で長女・絵里と暮らす
  • 2002年 「戦後岡山の美術(前衛達の姿)」(岡山県立美術館)
  • 2008年 死去 享年92歳
  • 2014年 「小野絵麻・二三-人間・幻想・自然」(岡山県立美術館)作品数点収蔵
  • その他、個展、企画展多数

小野 絵里  Ono Eri

  • 1949年 父・絵麻 母・二三の長女として岡山県高梁市に生まれる  
  • 1969年 国際青年美術家展
  • 1971年 多摩美術大学絵画科卒業
  • 1979年 第一回中村正義賞筆頭候補として第五回人人展に招待出品
  • 1983年 安井賞候補
  • 1994年 「平面とイメージの魅惑」(練馬区立美術館)
  • 2000年 「小野絵麻・絵里展-人間と宇宙への眼差し」(高梁市歴史美術館)
  • 2001年 「小野絵麻・絵里展-人間と宇宙への眼差し」(銀座・ミカレディイベントホール)
  • 2002年 「戦後岡山の美術(前衛達の姿)」(岡山県立美術館)
  • 2014年 両親の作品集「小野絵麻・二三-人間・幻想・自然」を刊行
  • その他、個展、企画展多数   制作の傍ら動物保護に打ち込む