『 世界の揺らぎを知覚する、音楽に共振する絵画の今 』

2022年5月9日(月)~5月21日(土) 日曜・祝日休廊※オープニングレセプションは開催致しません。

open : 11:30~19:00(最終日は17時まで)

会場 : art speace kimura ASK?(2F)

本展は、「音楽と絵画」をテーマにした4人の画家による絵画展です。
何層にも表面を重層化させながら、自己の感覚に応答する清新な抽象画を探求する、渋谷和良。目に見えない対象や、花や光が自在に往来する幻想的な絵画を描く、寺門孝之。絵画の基本的要素である、色・形・空間についての考察をテーマに絵画の可能性を探る、今井俊介。自然との触れ合いから得たインスピレーションを、生命観あふれる色彩による“ 理想の心象風景 ”へと昇華させる、佐藤舞梨萌。
4人の画家の描く多様な絵画のハーモニーは、それぞれの音色を奏で、共振し合いながら、ギャラリーの空間をスリリングに交感していきます。

▪企画 : 倉林靖 / 仲世古佳伸
▪企画協力 : art space Kimura ASK?
▪参加アーティスト : 今井俊介 / 佐藤舞梨萌 / 渋谷和良 / 寺門孝之
▪テキスト : 倉林靖
▪協力 : コバヤシ画廊 / HAGIWARA PROJECTS / CCⅡ株式会社

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[企画者 プロフィール ]
倉林 靖
美術評論家/音楽評論家、リコーダー奏者
1960年群馬県生まれ。青山学院大学文学部史学科卒業。1986年、美術出版社主催「芸術評論」募集で第一席入選。以後、現代アートを主な領域として評論活動を展開する。美術評論家連盟会員。主な著書に「意味とイメージ」(青弓社、1990)、「新版・岡本太郎と横尾忠則」(ブックエンド、2011)、「音楽と絵画」(上下巻 芸術現代社 2019)等


仲世古佳伸
アートディレクター
1955年三重県生まれ。1980年大阪芸術大学芸術計画学科卒業。展覧会のキュレーション・構成を中心に、多面的な表現活動を展開する。主な展覧会に「TARO LOVE展ー岡本太郎と14人の遺伝子」(西武渋谷店、2011)、「数寄景/NEW VIEWー日本を継ぐ、現代アートのいま」(阪急うめだギャラリー、2019/日本橋三越本店他 、2020)等

 

[ アーティスト プロフィール ]

今井俊介 IMAI Shunsuke
1978 年福井県生まれ。2004 年武蔵野美術大学大学院修了。
主な展覧会に、2021 年「2 つの時代の平面・絵画表現ー泉茂と 6 名の現代作家展」(Yoshimi Arts、大阪)、2019 年「MOT コレクショ ン ただいま / はじめまして」(東京都現代
美術館、東京)、2019 年「Reborn ー未来と発明 コレクション X 現代作家」(福井県立美 術館、福井)、2018 年「絵画の現 在」(府 中 市 美 術 館、東 京)、2017 年 個 展「float」(HAGIWARA PROJECTS、東京)、2014 年「絵画の在りか」(東京オペラシティ・アートギャラリー、東京)などがある

「untitled」
2021
キャンバスにアクリル
32×40cm
(C)IMAI Shunsuke

 

佐藤舞梨萌 SATOU Marimo
愛知県生まれ。2005年講談社フェーマススクールズ卒業。
主な展覧会に、2022年「Artis 常設展」(Gallery Artis、東京)、2021年「花、あたらし」[ キュレーター : 仲世古佳伸 (art space Kimura ASK?)、2020 年 個 展「Sense of Wonder」(artspace Kimura ASK?、東京 )、2019年「昇華のモルフォロジーー 佐藤舞梨萌 / 山口真和」[ キュレーター : 西村智弘 ](KOMAGOME1-14cas、東京)、2017 年個展「BLOOM」
(art space Kimura ASK?、東京)、2016 年「花 ドルチェ問い / 」[ キュレーター : 仲世古佳伸 ](Gallery MARUHI、東京)などがある。

 

「蝶の旅立ち」
2021
キャンバスに油彩
90×90cm
(C)SATOU Marimo

 

渋谷和良 SIBUYA Kazuyoshi
1958年東京生まれ。1983年東京芸術大学美術研究科版画専攻修士課程修了。1981年東京芸術大学美術学部油画科卒業。2002 年か ら 1 年間、文化庁在外派遣研修員としてドイツベルリン芸術大学、アールブルグ大学にて研修。 主な展覧会 に、2021年「渋 谷 和 良 展」(コ バ ヤシ 画 廊、東 京)、2014 年「CONSTELLATION2014 星座的布置」(上野の森美術館、 東京)、2013 年「雲をつかむ作家たち」(青梅市美術館、東京)、2011年「存在を超えて」(青梅市美術館、東京)などがある。 2009年には、インドアートサミット(ニューデ
リー、インド)に参加。現在、明星大学デザイン学部教授。

「Ena」
2022
キャンバスに油彩
116.0×116.0cm
(C)SHIBUYA Kazuyoshi

 

寺門孝之 TERAKADO Takayuki
1961年愛知県生まれ。1983年大阪大学文学部美学科卒業。1985年セツ・モードセミ
ナーにて長沢節氏に絵を学ぶ。1985年「第6 回 日本グラフィック展」大賞受賞。東京・
神戸を拠点に、独自の天使画をはじめ、書籍装画、広告ポスター、ライブペインティング、絵本など幅広く活動。 主な展覧会に、2020 年、作詞家松本隆とのコラボレーション展「風街ヘブン」( 神戸市立相楽園旧小寺家廐舎、兵庫 ) 、2020 年「天 国:寺門孝之展」( 西脇市岡之山美術館、兵庫 ) などがある。2015年受胎告知画における天使表現の研究で博士号取得 ( 芸術工学 )

「音楽を聴きながらーショスタコーヴィッチ交響曲 10 番」
2016
リトアニア・リネンにアクリル+ミクスとメディア
45.5×27.3cm
(C)TERAKADO Takayuk

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