伊原 乙彰展――描き続けるということⅥ――


2021年11月8日(月)~11月13日(土)

open : 11:30~19:00 ( 日曜休廊 )

会場:art space kimura ASK? (2F)

最近ボールペンでドローイングをしている。単純な線も数集めると一つの形をなしてくる。

今私は91歳になった。私が生きて来た日数は3万2千日を超える。A4一枚のドローイングをするのに必要無線は少なくて1万本、大体は3万本を超える。根気のいる仕事だが3万日を生きて来た今となって、やっと3万本を超える線を引いて一枚の絵を描き上げることができるようになった。言葉合わせ、数合わせかも知れないがこの年数を生きて初めて納得のいく仕事ができた。

今の仕事ができるようになったことに私なりに満足している今日この頃である。

<21P-4> 810×810mm   アクリル・パルプ紙

略歴                                         

  • 1930年    東京に生まれる
  • 1953年    東京芸術大学油絵科卒業
  • 1955年    渡仏
  • 1957-63年 パリで制作 グループ展などで作品発表
  • 東京    ギャラリー山口 (1998年,99年,01年,02年,04年,06年,08年)
  •       art space kimura ASK? (2010年,12年,14年,16年,17年,18年 19年20年)
  • その他   グループ展等

カテゴリー2021