和栗玲子「半径1キロメートルの風景」

2019年9月16日(月) ~ 9月21日(金)

open : 11:30~19:00 ( 最終日は17:00まで . 日曜休廊 )

会場 : art speace kimura ASK?(2F)

善福寺川ーNo1 2018年 P12 アクリル・キャンパス
大宮町ーNo1 2018年 F12 アクリル・キャンパス

大学で油絵を学んだ後、20歳代はカラフルな油絵を描いていました。30歳になった年に、ニューヨークに移り住みました。向こうで、自分の見た夢を白黒で描いたり、紙にコーヒーや紅茶で色を付けて絵を描いたりして、だんだん色が消えていきました。その後、しばらく絵が描けなくなった時期があって、リハビリ的に家族の絵を子供のように描きなぐった後、近所の風景を少しずつ描きだすようになりました。

そんな時、23年ぶりに日本に帰ることになりました。その時見た東京の風景は、あまり美しいと思えず、建売住宅や、電柱がうるさく感じられ、むしろあまり見たくないような風景でした。

それでも、風景を描きたいと思ったので、仕事帰りの道筋や、自転車でうろうろした時に、あちこちで写真を撮りためて、それを元に少しずつ自分が描きたい風景を見つけて、この2-3年に描き溜めたものが今回の風景画です。

モチーフの風景は自宅から半径1キロメートルくらいの範囲です。何度も現場を見に行けるので、近いほうが都合いいです。

西洋、国内とたくさんの風景画を以前よりみるようになって、多くの絵から影響をうけます。日本の現代でも、素晴らしい風景画を描いている人もいて、刺激を受けています。また、最近知ったのですが、明治の浮世絵師が素晴らしい風景画を残しています。素材(私のはアクリル絵の具)や、絵を描く目的は違っていると思いますが、サイズが小さめであることは共通して、とてもやる気をもらいました。私も今の時代の浮世絵(みたいなもの)を描いてみたいと思います。夜の風景も好きですが、もっとたくさん色を作ってみたいです。身近なテーマですが、たまに出会う、描いてみたい風景を求めてまたうろうろ歩き回り、見た人に何かを感じてもらえる絵をもう少し描いてみようと思っています。

見える風景は以前と変わっていないのですが、とてもきれいなものより、少し困ったモデルのほうが、面白い絵が描けることが多いんだなと思います。

略歴

和栗玲子 Reiko Waguri

reikokinwag@gmail.com

  • 1958     東京に生まれる
  • 1981  武蔵野美術大学油絵科卒業
  • 1982     ルミネ画廊個展(東京)
  • 1988  シロタ画廊個展 (東京)
  • 1989     ハートランドギャラリー、グループ展(東京)
  • 1989   渡米
  • (以下 Selected Group Show)
  • 1992     Pleiades Juried Show (New York)
  • 1994   Blondies Contemporary Art (New York)
  • 1996     Audart “ Shrines to Fantasy “ (New York)
  • 1996     Ise Art Foundation (New York)
  • 1999     Art Center of Northern New Jersey,  The 8th Annual National Juried Show,   Honorable Mention (3rd Award)   (New Jersey)
  • 1999     Gallery 128, “ Rewind ” (New York)
  • 2001     Gallery Korea, “ Play “ (New York)
  • 2003     King’s Foot Gallery (Wisconsin)
  • 2007     Painting Direct.com (1995-) Featured Artist
  • 2012     帰国
  • 2014     Bar Last Chance 水彩画展 (東京)
カテゴリー2019